光の小説と創作瞑想のページ
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ライトノベル 〜光の小説〜 第4章 その4.エンター・ザ・テント

 アリスは高台の上の方に、僕とめたとんは下の方に向かった。  丸めて尻ポケットに入れたチラシの束が、やけに重く感じられる。その重みを感じながら、高台を降り、街灯がまばらに灯る歩道を無目的に歩く。  隣にはまだめたとんがい …

ライトノベル 〜光の小説〜 第3章 その3.夜の公園/耶麻川荘訪問

 ふと目を開けると、バスの電光掲示板が、停留場の名を薄暗い車内に輝かせていた。 「もう降りなきゃ……」僕は降車ボタンを押し、隣でいびきをかいている少女の肩を揺さぶった。  めたとんはロボットの再起動シークエンスのように、 …

ライトノベル 〜光の小説〜 第3章 その2.めたとんバスに乗る

 校門近くのバス停で謎の少女と僕はバスを待っていた。バス停にはプラスチックのベンチが置かれていた。少女はベンチの機能を確かめるように、それを眺め、手で触れると、しばらく何かを考えこんだのちに腰をおろした。そして僕を見上げ …

DJエリスのダンスパーティー

 山田エリスの夢はダンスミュージックを作り、それをパーティで発表することだった。だがその夢の実現にはいくつかの障害があった。  まず一つ目の障害は、ダンスミュージックを作る方法がまるでわからないこと。その方法を調べる方法 …

ライトノベル 〜光の小説〜 第3章 その1.ふみひろ、謎の少女と道端で出会う

 街路樹が立ち並ぶ通学路で僕は立ち止まっていた。  あたりはもう暗い。空には星が出ている。  僕の目の前にはひとりの少女がいた。夜風に揺れる街路樹の脇にたたずみ、こちらを見ていた。  年齢は僕と同じぐらいか。  これから …

『短編小説集 〜セイクリッド・アミュレット〜』について

ゴールデンウィークだ! わーい、楽しい、楽しい、超楽しいー! というわけで、現在、The Portal of Lightはゴールデンウィーク中です。 つきましては、今日は通常の更新をおやすみし、本ホームページのメインコン …

神と生け贄のゲーム

 雪が降り始めたみちのく商店街を、俺は肩をすくめて早足で歩いていた。  俺の帽子に、黄色いマフラーに、粉雪がふわりと降りる。  とても寒いからか、みちのく商店街には俺以外、誰も歩いていない。  と思ったら、ふいに和菓子屋 …

二号のディセンション

 部室内で僕は放たれた矢のように一直線に目標へと向かっていた。 「とにかく僕の家に来いったら来いよ」  僕はかつて無い勢いで自分の欲求を押し通そうとした。  天使を家に呼ぶと凄まじい家運上昇効果がありそうだ。何か性的な面 …

マルチを超えて遙かなる旅へ

 ブルーキャット、それは俺が開発したロボットのコードネームだ。  その名前にはあの青いネコ型ロボットのように、皆に親しまれるロボットになるようにとの願いが込められていた。  しかしどこで間違えたのだろう。俺が開発したブル …

ライトノベル 〜光の小説〜 第2章『ママの昔話』 その8.家に来ないか/光のトランスミッション

「家に来ないか」  僕は壁を超えたような達成感を得るとともに、いくつかの貴重な洞察を得た。  まず第一の洞察は、善行を施すというのは気持ちが良いものだということ。特にそれが、こちらの懐が傷まず、いい気分だけを味わえるもの …

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