コミックス『異世界ナンパ〜』5巻発売! みなさんのコメント抜粋

滝本竜彦原作の漫画、『異世界ナンパ 〜無職ひきこもりのオレがスキルを駆使して猫人間や深宇宙ドラゴンに声をかけてみました〜』の5巻が2023年1月19日に発売されます。

主人公らしい自信に満ちた表情を見せるユウキ、新キャラ『迷いの森の精霊』、そしてますます元気いっぱいなゾンゲイルが目印です。全国書店とAmazon等オンライン書店にてお求めください。

読者のみなさんのコメント

前回に続き今回も内容紹介の代わりにマンガワンのコメントを抜粋させていただきます。

  • シオン大好き男でも女でもいい
  • ゾンゲイル我が家に来て
  • 俺にも暗黒が湧いてくるよ
  • 面白い…!! みんな無事に生き残ってほしい…!!
  • 士気の向上は大事! ちゃんと司令官の仕事できてるやん
  • 関係が尊い!
  • フラグ乱立や!
  • 案の定ナンパで草
  • このナンパ高度すぎるだろ!
  • ナンパの拡大解釈が凄まじい漫画
  • こんなかっこいいナンパがあるか……あったわ
  • ここでナンパはなるほどやわ。普通にアツい展開。
  • あまり見たことない面白さでクセになるw
  • ガチで『癖』に刺さるお姉さん出てきた
  • 看板に偽りなし
  • またすごい美人出てきたよ!
  • 話の流れが上手い! 可愛い!!!! ナンパって素敵なんだなぁ
  • 相手を理解して、してほしいことをする、勉強になります
  • 勇気こそが勇者の武器じゃ。よくぞ臆せずナンパしたぞよ
  • 素晴らしくて震えた
  • 契約じゃなくて指切り、対等な約束なのがいいんだよな
  • 初期のコミュ障からかけ離れた存在に進化してる件
  • なるほど…力じゃなく会話で解決つまりナンパか、良いね
  • ユウキがきちんと主人公してていいね! 頭フル回転させて立ち向かう感じすき
  • ゾンゲイルが健気すぎる……
  • 王道バトルマンガって感じの、今までの力をフル使用するの大好き
  • ユウキの成長に涙止まらねえよ
  • もうこれただの主人公や。素直に頑張れって応援したくなる
  • よくもまぁナンパからここまで話広げたな
  • ここで「愚者」か…! 激アツ展開でもうね
  • ヒリヒリする
  • 蛮勇や…成功してくれ
  • メンタルでここまで物語に深みが出るとは思わんかった。本当に面白い
  • スキルを使えないとナンパどころか深呼吸もできない男
  • 展開がいい、飽きない
  • スキルがないと生きていけない男
  • ゾンゲイルさんの嫁力
  • やっぱりゾンゲイルしか勝たん
  • ちいさいゾンゲイルだと!?
  • あらかわいい
  • ミニゾンゲイル可愛すぎだろ!
  • ミニゾンゲイルねんどろいど化希望!
  • ミニゾンゲイルかわいいし、鎧なしアトーレもかわいい♪
  • 発想がおかしい(褒めてる)
  • ゾンゲイルの「可愛い」がとどまるところを知らない
  • ヒロインがバラバラに分解される回
  • みんなの仲間感…というか家族感が暖かくて良いな
  • かわいいが溢れている
  • 湯気が邪魔!
  • 念願のシオンとのお風呂イベントきたー!!! どんどん可愛さマシマシになってくな
  • 可愛いなら男の子か女の子かどっちでもいいだろ
  • 男とか女とか関係ないさシオンはシオンだろ!?
  • マンガこそLGBTQの壁をなくすコンテンツなのでは
  • シオンで未知の扉を開いたかもしれん…
  • 原作通り進んじゃうとユウキくんとんでもないことになるけど大丈夫なんやろか

毎話、全コメント読ませていただいております。とても励みになっています。読者の皆さん、いつも本当にありがとうございます。

夢と希望が詰まった異世界ナンパシリーズ、ぜひお楽しみください!


連載中の原作小説はこちら↓

カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054892579384

小説家になろう https://ncode.syosetu.com/n9573fw/

小説『NHKにようこそ!』が増刷されました。平成31年4月15日 19版発行。Welcome to the NHK got reprinted again.

またまた小説『NHKにようこそ!』が増刷され、本日、19版の見本が我が家に届きました。 『NHKにようこそ!』は先月も増刷されましたが、平成も終わろうという今月も、またまた増刷されちゃいました。読者の皆さん、ありがとうございます!! それにしても、世界的に『NHKにようこそ!』人気が再燃しているのを感じる今日このごろです。 Twitterでは『NHKにようこそ!』関連のコメントが連日連夜おおくの皆様から投稿されています。ぜひ『NHKにようこそ!』『Welcome to the NHK』で検索してみてください。 私、滝本竜彦のアカウントでも『NHKにようこそ!』関連のコメントをリツイートさせていただいています。ファンの方はぜひフォローよろしくお願いします。

『NHKにようこそ!』人気を感じるエピソード

ところで、つい昨日のことですが、、、 朝、仕事で新幹線に乗った私はテンションが上って、ついインスタグラムで自撮りしてしまいました。 するとすぐに、日本を旅行中らしい見知らぬ外国の方から以下の英語メッセージがinstagram経由で私に届きました。 『俺も新幹線で移動中だ。Welcome to the NHKを読んでいる』 さらにこのメッセージと共に、小説『NHKにようこそ!』の英語版が表示されたKindleを新幹線内で手に持っている写真が送られてきました。 なんと、水曜の朝、外国からの旅行者さんが日本のどこかの新幹線内でリアルタイムで『NHKにようこそ!』を読んでいるようです。 インターナショナルな『NHKにようこそ!』の人気に嬉しさ爆発です。 (と同時に小説『NHKにようこそ!』の公式英語電子書籍版の発売を強く望みます! 発売されますように!!

小説『NHKにようこそ!』増刷への世界の皆様からのコメント

By S.K on instagram
この本は人々にとって,特に私にとってはとても有意義です。 あなたの他の本を読むのが待ち遠しい! 私に希望を与えてくれてありがとう…多分いつか…。 物事が変わるかも。そんなに長い間悪くても,状況は良くなるかも。 今日は素晴らしい一日をお過ごしください! 心の底からありがとう! ^~^ ❤️
By B.L.B on facebook
Hope it stays in print forever! (この本が永遠に売られ続けることを望みます!)
みなさんどうもありがとうございます!  Thank you very very very much! 新作長編小説『ライト・ノベル』もよろしくお願いいたします。(『NHKにようこそ!』の面々もちらっとゲスト出演しまています)

海外の『NHKにようこそ!』ファンからのメール

海外の『NHKにようこそ!』ファンからメールが届きました。 とても素敵なメールだったので承諾を得て紹介します。

THANK YOU LETTER  By G. K.

Dear Tatsuhiko Takimoto, I am a fan of your work “Welcome to the NHK”. I would like to tell you just these words: “Thank you”. It took me 6 years to do so, since I started to think I would have liked to write to you. I believe your work saved me and I hope you will forgive me if I want to share with you my story in a nutshell. When I was 14, I had huge problems in my social environment and I got quite depressed because of that. While I was severely going down this road, I discovered the “anime world” and, in this way, I discovered “Welcome to the NHK” as well. “I am a brave soldier”, or in the Italian translation “I was a brave soldier who knew how to fight”. That sentence in the last chapter of the story has been a turning point in my life and since then I started a long and difficult journey that got me where I am now. I travelled, made new friends and started a completely new life. Now that I am 24, I am deeply grateful you wrote this story, and I will keep those Sato’s words in my mind forever. I guess you already received many letters like this one, but I still hope you will appreciate it and make you aware of what meant to me your efforts. I wish you all the best and thank you again.

滝本竜彦様

私はあなたの作品「NHKへようこそ」のファンです。

「ありがとう」という言葉をお伝えしたいです。あなたに手紙を書きたいと考えてから、実際にそうするのに6年かかりました。あなたの仕事が私を救ったと私は信じています。その私の短い話をあなたにシェアすることをお許しいただければと思います。

私が14歳の時、私は自分の社会的な環境に大きな問題を抱えていました。そのために私は非常に落ち込んでいました。その辛い道を歩いている間に、私は「アニメの世界」を発見し、そのようにして「NHKへようこそ」も発見しました。

「俺は勇敢な戦士だ」という言葉、イタリア語の翻訳では「私は戦う方法を知っている勇敢な兵士でした」という言葉。物語の最終章にあるその文章が、私の人生の転換点でした。それを見たことで、私は自分が今現在いる場所へと、私を連れて行く長く困難な旅を始めたのです。

私は旅行し、新しい友達を作り、全く新しい生活を始めました。24歳になった今、私はあなたがこの物語を書いてくれたことに深く感謝しています。私はあの佐藤の言葉を、私の心の中に永遠に保ちたいと思います。

あなたはすでにこのような手紙をたくさん受け取っているでしょうが、それでも私はあなたに手紙を受け取ってもらい、あなたの努力が私にとって何を意味するのかを知ってもらいたいと思います。

あなたの幸運をお祈りしています。そしてもう一度、ありがとう。


みなさんの感想まとめ その4

Twitterやネットで見つけた滝本作品への感想のまとめ、その4です。 感想まとめ、その1その2その3 どうもありがとうございます。『ライト・ノベル』では『NHKにようこそ!』を書いていたころに思いついたアイデアを、なんとか形にすることができました。
ありがとうございます。読みやすさには気を使っているので、読みやすいと言っていただけるのはありがたいです。
ありがとうございます。『NHKにようこそ!』コミック5巻にはハイパーセルフプレジャーやドラッグのバッドトリップなどなど書きたいことを詰め込むことができました。
ありがとうございます。得体のしれないスピリチュアルな世界は大好きなのですが、小説作品としては普通に小説として読めるものを書くよう心がけています。
ありがとうございます。作品は現実を創る力があると思っており、夢のようなファンタジックな世界とこの現実世界がしっかりと調和を持って交じり合う、そんな世界を創りたいと思っています。
ありがとうございます。本当に素晴らしいアニメで私も観るたび感情を揺さぶられてしまいます。
https://twitter.com/akari_siro_runa/status/1087627778864758784 ありがとうございます。『NHKにようこそ!』の佐藤くんが反面教師になって皆さんのお役に立っていればいいなと思います。真似しちゃダメ!
  ありがとうございます。本当に『NHKにようこそ!』は、かわいさ&哲学性、この二つが高密度に詰まった素晴らしいアニメですね。
ありがとうございます。POP素晴らしくかわいいです。(ひきこもり星人もキュート!)こんなPOPが図書館にあったら何度も借りたくなりそうです。
ありがとうございます。キャッチーさと文学性の両立を目指しています。
ありがとうございます。ムーの少年は非常にマイナーな作品なのですが、感想いただけて嬉しいです。作者的には弓子さんとキスするシーンが好きです。
みなさんありがとうございました。 滝本竜彦最新長編小説『ライト・ノベル』、角川書店より絶賛発売中です! その他の滝本作品もよろしくお願いいたします。

『ライト・ノベル』皆さんの感想まとめ・その3

Twitterで見つけた皆さんの感想をまとめました。 感想まとめ・その1 感想まとめ・その2
素晴らしい感想ありがとうございました。真実が語られている、というのが嬉しいです。確かにヒカルランド、ナチュラルスピリット的な部分も強くある話ですが、本作ではラノベ感、ポップカルチャー感、エンタメ感を大事にしたかったので角川書店より出版できて良かったです。
ネガハピ、NHK、超人、ムー、そして本作『ライト・ノベル』と出版して頂いて、角川書店さまと担当編集さまにはいつも大感謝です! ありがとうございます!
素晴らしい感想ありがとうございました。山田エリスは好きなキャラなのでまた登場してもらいました。 注:山田エリスはコミック『NHKにようこそ!』6巻の特別付録PCゲーム、『TrueWorld〜真実のセカイ〜』に登場します。このゲームは滝本竜彦作品の中でも最高のマスターピースの一つとして評価されている作品です。 ライト・ノベルに出てくる山田エリスも可愛いですが、このゲームの山田エリスも非常に可愛いです。どのぐらい可愛いかというとこちら(TrueWorld オフィシャルページ)をご覧ください。大岩ケンヂ先生デザイン、『D.C. 〜ダ・カーポ〜』シリーズで有名なゲームメーカーCircusさまの着色による山田エリスが掲載されています。
素晴らしい感想ありがとうございます! ライト・ノベル、ギャグにはかなり力を入れています。
アニメ『NHKにようこそ!』や、アウトドア系アニメのマスターピースである『ヤマノススメ』の山本裕介監督から素晴らしい感想をいただきました。ありがとうございます! お母さんはわたし的にも超ナイスキャラだと思っていて、萌えの新たな次元を切り開いてしまったのではないかと自負しています。 ちなみにアニメ『NHKにようこそ!』を観ると善かれ悪しかれ強い衝撃を受けがちですが、そのあとで『ヤマノススメ』を見ると精神バランスがすごく良くなるのでおすすめです。
https://twitter.com/yuiyui_makino/status/1079269109194321920 なんとアニメ『NHKにようこそ!』の中原岬の声を演じてくださった牧野由依さんもTweetしてくださいました。牧野さんありがとうございます。WILL大好きです。
ありがとうございます。日常的な理性を超えた何がなんだかわからないものをお伝えしたく書いた作品です。なんだかよくわからない何かが伝わればこれに勝る喜びはありません。
素晴らしい感想ありがとうございます。ミヒャエル・エンデは私の心の師で、『ライト・ノベル』のリファレンス作品の一つとして『鏡のなかの鏡』があります。また『ライト・ノベル』の超次元的雰囲気を出すにあたっては『はてしない物語』の構造を分析して得られた独自理論を使っています。
素晴らしい感想ありがとうございます。他の作品も読んでいただいてありがたいです。
素晴らしい感想ありがとうございます! 読者のみなさんの『やりたいこと』を後押しするような作品になっていればいいなと思います。
NHKの感想、ありがとうございます!
ネガハピの感想ありがとうございます!
皆さんどうもありがとうございました! 滝本竜彦最新長編小説『ライト・ノベル』、角川書店より絶賛発売中です!
感想まとめ・その1 感想まとめ・その2

感想続々『ライト・ノベル』

先日発売された滝本竜彦の新刊『ライト・ノベル』ですが、早くもTwitterに皆様の感想コメントがあがりました。 ここにまとめ、今後の励みにしたいと思います。 タニグチリウイチさんは『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』や『NHKにようこそ!』の出版当時、いち早く素晴らしい紹介記事を書いてくださった書評家さんです。 (このネガティブハッピー・チェーンソーエッヂの書評は何度読んで元気づけられたかわかりません) 今回もありがたいことに、『ライト・ノベル』発売後、即座にコメントを書いてくださいました。いつもありがとうございます。 素晴らしい感想ありがとうございます。(「久居Oさんの他のツイートを見る」をクリックで、久居Oさんの一連の感想ツイートを全部読めます)本当にこの作品を書いてよかったなと思える素敵な感想で、ほっと一仕事終えて肩の荷が降りた気持ちになりました。 中国から感想ありがとうございます。山田エリスは私も大好きなキャラです。ECCOは私もそろそろなんとかしたいと思っています。 感想ありがとうございます。「イカれている」というのがいい意味だといいんですが。。。なんにせよイカれている作品であるのは確かです。 素晴らしい感想ありがとうございます。(「くろゑさんの他のツイートを見る」で一連の感想ツイートを見ることができます)深く読み込んでいただき、しっかり作品を受け取っていただいて感無量です。作曲家、くろゑさんのYoutubeチャンネルはこちらです。

舞台『いと恋めやも』観劇して感激!

劇団クロジの松崎亜希子さんに、舞台『いと恋めやも』に招待していただきました! 素晴らしい最高の劇でした!

松崎亜希子さんについて

松崎亜希子さんはアニメ『NHKにようこそ!』に出演してくださった声優さんで、クロジという劇団の主催者でもあります。 アニメ『NHKにようこそ!』十一周年記念同窓会というイベントで、私は松崎亜希子さんにお会いしたのですが、そのご縁でクロジの最新舞台『いと恋めやも』にご招待していただいたというわけです! ということで8月22日の公演初日に、全労済ホール、スペース・ゼロにてクロジ第17回公演『いと恋めやも』を観劇してきました! 感激しました!

クロジについて

クロジホームページより引用。
2004年より活動を開始。 福圓美里・松崎亜希子が主宰する演劇プロデュース団体。2006年以降、森悠が主要な作家となる。近年では、年に一度のペース、東京の劇場で公演を行う。 作品は、華やかな舞台設定で観客の目を楽しませつつも、そこに正直な人間の姿を、時に痛々しく、時に滑稽に描き出す。 発足から数年は、関係性の拗れによる人間心理の生々しさを女性視点で切り取り、特に女性客の共感を集めた。 10周年を過ぎる頃から、クロジのテーマ・メッセージはそのままに、作品をより幅広い世代へ届くエンターティメントとして昇華させることを目指している。
『華やかな舞台設定』というのが、本当に華やかですごかったです。『人間心理の生々しさ』とか、『幅広い世代に届くエンターティイメント』などなど、まさにその通りで驚きました!

舞台『いと恋めやも』感想

舞台が凄い綺麗

幕が上がるとまず驚いたのが舞台の美しさでした。桜に覆われた大正時代の洋館が舞台なのですが、CG的な、超現実的な美しさがありました。これが目が喜ぶということか! 見てるだけで気持ちよくなってきます。 その舞台の上で動くキャラたちの衣装も色鮮やかで、素晴らしかったです。彼、彼女らが舞台の上でダイナミックに動く姿には、映画やゲームなど、他の映像コンテンツでは味わえない、舞台ならではの実在感ある美しさがありました。 観劇してからもう結構な時間が経つのですが、どのキャラもどのシーンもくっきりと思い出せそうな、長く残る映像的なインパクトがありました。

たぶん泣く気がする→泣く

冒頭の雰囲気で「あ、これは凄いやつだ。きっと泣かされる」という予感がありました。で、結局、舞台の後半、予想通り私は感動で泣くわけですが、思ったより遥かに強い感動のウェーブに襲われ、号泣の様相を呈してしまいました。 どのぐらいの強い泣きかというと、わかりにくい例えかもしれませんが、私史上、それを見てもっとも泣いたコンテンツである『加奈〜いもうと〜』というパソコンゲームに匹敵する量の涙を流してしまいました。これは凄いことです。私だけでなく、終盤、客席では涙をすする音がずっと響いていました。

ギャグセンス

強烈に泣かせるストーリーもすごかったですが、ギャグセンスも最高でした。舞台の幕が上がってからずっと客席では笑い声がノンストップで上がっていました。私も何度も声を出して笑ってしまいました。 いやーおもしろかったー!

キャラの魅力、ストーリーの面白さ

大勢の登場人物が全員、血肉の通った存在として感じられ、すぐに皆のことを好きになってしまいました。本当にみんないいキャラで、抱えている悩みも現代的で、大いに共感を持って彼らの生き方を味わうことができました。 冒頭、登場人物たちの間にはギスギスした冷たい空気が流れているのですが、それが主人公の働きかけによって少しずつ暖まっていき、ハートフルな雰囲気が流れ始める過程には、ずっと観ていたくなる気持ちよさがありました。 そのハートフルな雰囲気が高まったところで、登場人物たちの抱えている闇が表に現れ、話は急激に暗く悲惨な方向性に流れていきます。 そのひとつのきっかけとして牧野由依さん演じる『春日香』が食べられてしまうシーンがあるのですが、その演技はもう直視できない、耳をふさぎたくなるような凄絶なものでした。 で、そのシーン以降、舞台の上にはノンストップで暗さ、悲惨さが溢れ出してきます。ですが、その悲惨で暗い中で、愛が眩しく輝き始めるのが見えてくる舞台でした。 そこに表現されている愛はものすごい力強いものでした。もう舞台を見終わって何日も経ちますが、その強く優しい愛の印象は、舞台の美しさや、登場人物たちが交わしていた楽しい会話のひとときと共に、くっきりと心の中に思い出せます。 あ、あかん、思い出すとまた泣きそうになってくる。。。 というわけで私の心に大きなインパクトを残した舞台観劇でした。 凄いエネルギーのある舞台で、なかなか内容を消化できず、、、ていうかこれは消化するのは無理だろうと諦め、断片的ではありますが、観劇の感想を書かせていただきました。 こんな素晴らしい舞台を観ることができて本当に嬉しくありがたいです! どうもありがとうございました!

YUI MAKINO CONCERRT LIVE 『WILL you Play with me?』最高でした!

6月9日、私は牧野由衣さんのライブを観に渋谷に行きました。 ライブ当日、私は朝から夕方までテレビ関係の仕事があり、渋谷に着いたのは開演二十分前でした。 渋谷の坂道を駆け上がると、前方に立派なイベントホールが見えてきました。今日のライブの会場である、アイア2.5シアターです。 自席に着くと隣の席にアニメ『NHKにようこそ!』の山本祐介監督がいました。スモークが立ちこめる会場で山本監督と世間話しながら開演を待ちます。 牧野由衣さんは多くのアニメに出演している有名声優です。私が原作のアニメ『NHKにようこそ!』のヒロイン、中原岬の声もしてくださっています。また長年、音楽活動を続けて高い評価を受けているアーティストでもあります。そのどちらの側面についてもファンである私としては、これからどんなライブが始まるのか、ワクワクがとまりません。 ワクワク感はステージに牧野さんが現れ、夢を追いかける人への応援ソング『song for you』を歌い始めたところから、ライブの最後まで高まり続けました。(数日が経過した今もまだ、ライブのワクワク感が残っています)

What A Beautiful World

ライブの中盤、『What A Beautiful World』のピアノ弾き語りがありました。ただでさえ超絶名曲であるものが、牧野さんの生演奏によって昇天感がましましになっており、意識がもうろうとするレベルの深い感動を味わいました。 その後、ピアニストしても活躍されている牧野さんと、ご友人のピアニストによるピアノ連弾が行われました。お二人の息のあったラフマニノフのピアノ協奏曲は未来的な響きがあり、ピアノが先進的な未来の楽器に感じられました。その一方で、ここでクラシック音楽が奏でられたことにより、このライブに過去と未来がぎゅっと詰め込まれたような、時間を超えたフィーリングが生じるのを感じました。

もどかしい世界の上で

この日のライブではアニメ『NHKにようこそ!』の後期エンディングテーマである、『もどかしい世界の上で』が歌われました。 原作者であるということを差し置いても『NHKにようこそ!』は素晴らしいアニメで、観るたびにひとつの大きな旅をするような発見と感動があります。 そのエンディングテーマ『もどかしい世界の上で』には、未知な世界、未知な他人を前にして、恐れながらも自分の心を開こうとする瞬間のためらいとときめきが、美しくパッケージングされています。その繊細な決意を励ますかのような生演奏のギターソロが、力強く会場に響いていました。

ダンサー&EDM

後半、肉感的な魅力を発する二人のダンサーがステージに現れ、最新のEDMと共に、観客に起立&手拍子を要求しました。これ以降、ライブはスタンディングパートとなり、最後の曲のハウリングまで、会場の一体感は高まり続けました。 牧野さんの声には天国的な気持ちよさがあり、一方でダンサーのダンスには肉体的な魅力があり、その両者のパフォーマンスによって、このライブにおける精神性と物質性のバランスが高いレベルで両立されたように感じました。 クラシックとEDM、水晶のような歌声と肉感的なダンス、そういった相反するものが一つのライブの中でハーモニーを奏で、未知の感動を強く生み出していました。 ライブの最終曲、ハウリングの中では、その未知の感動が客席の皆に、そして世界に広がっていくようでした。
作り上げたこの共鳴を 少しずつ大きくしていこう 確かな想いは 世界を強く揺らす
日常生活の中に埋没するとき、こういう崇高な気持ちは忘れてしまいがちなものです。ですが、そんなときも、この日のライブのことを思い出せば、またすぐ前向きな気持ちに戻れそうです。 自分でも何かを表現したくなるパワーが観客の私にもチャージされるような、素晴らしい最高のライブでした。 ありがとうございました。

富良野ラベンダーティー

ライブのあと、本ライブのスポンサーであるポッカサッポロの富良野ラベンダーティーが来場者に配られました。飲むとほっとするラベンダーの香りが素敵なお茶でした。 ポッカサッポロの富良野ラベンダーティー、Amazonに注文して飲みまくりたいと思います。

電遊奇譚がコズミック怖面白い

モンゴル料理店で安倍吉俊さんのイラストを観る

御徒町で海猫沢めろんさんと多彩な羊肉料理を食べたという話を前々回の記事で書きました。 そのモンゴル料理店での食事会には、めろんさんの他にも作家さんや、角川で私の担当をしてくださっている編集者さんがいました。 その席で私は謎の羊肉料理を食べながら、つい最近、初めて観て大好きになった「けいおん!」の話や、平沢唯さんに憧れて自分もギターを買ったという話をしました。 また、本文に関する作業をほぼ終えた私の新作長編小説のイラストやデザインについて、斜め前に座っている担当編集者さんに自分のアイデアを伝えたりもしました。 私の正面で謎の羊肉料理を食べている作家さんは本を出版したばかりとのことで、しかも各方面で話題とのことでした。縁起のいい出版エネルギーがその席に満ちているのを感じました。 その作家さんは藤田祥平さんという方で、めろんさんとは前から友達のようです。かつてめろんさんが藤田さんのことを「すごい才能の持ち主。ソシャゲーで例えればSRクラス」と評していたのを私は思い出しました。 出版したばかりの藤田さんの新刊はその席にいた私以外の全員が読んでいるようで、話題に取り残されるのを恐れた私はテーブルの下でiPhoneでその作品を検索しました。 すると画面に出てきたのがこちらの本になります。 なんだか凄く引き込まれる表紙。 本屋に置かれているのを見たら、きっと気になって手にとりたくなります。 ていうか、あれ? この絵は……? かつてどこかで観たことがある懐かしい景色の中に意識が吸い込まれるような、精神の集合無意識的な部分を刺激されて気分が朦朧としてくるような、それでいて謎めいた女の子と強く視線が合って緊張感を覚えるこの絵はもしかして……。 めろんさんに聞いてみるとやはりその絵は、ほとんどの滝本作品の表紙イラストを描いてくださっている安倍吉俊さんの手によるものでした。 いいなーこの絵。観ているとイマジネーションが羽ばたき、創作意欲が湧いてきます。

藤田祥平さんについて

安倍さん繋がりで藤田さんに親近感を覚えた私は、藤田さんの生い立ちやこれまでの人生についていろいろお話を伺いました。 藤田さんはウルフェンシュタインというFPSゲームの世界大会に出るために高校を辞めたという経歴の持ち主でした。好きなもの、つまりゲームにかける非人間的なレベルの情熱がお話の端々から伝わってきて、めろんさんが言っていた「SRクラス」という意味がおぼろげに感じられました。ぜひまたお会いして何か面白いお話を聞かせてほしいです。 あと驚くべきことに藤田さんはなんと私の「NHKにようこそ!」を大学生だった頃に読んでくださっていたそうです。 「当時、NHKを読んで、自分の中の何かが解毒されたような気がしました」という嬉しい感想までいただきました。 私が自分の新作の話をすると、「面白そう! ぜひ読みたい!」と言ってくださいました。ありがとうございます! というわけで、安倍さん繋がりでもあり、めろんさん繋がりでもあり、しかも「NHKにようこそ!」繋がりでもあり、ゲーム好きという点においても繋がりを感じる藤田祥平さんの本はなんとしても買わねばならない。そう決意した私は翌日、川崎駅のリニューアルされた駅ビルの書店でさっそく電遊奇譚を購入、そして本屋さんに併設されているカフェでゆったり読みふけりました。

電遊奇譚

その内容はというと、ゲームに関するエッセイ集ということになるのですが、各章に書かれた藤田さんの実体験のどれもが、それぞれひとつの宇宙を形成しそうなぐらい濃密で、異様なトリップ感のある本でした。 自分は川崎の最新おしゃれカフェでこの本を読んだわけですが、意識だけが本の中の、だいたいにおいて戦闘中の殺伐としたゲーム世界に引き込まれるような読書体験を得ました。 全体的な雰囲気のイメージとしては、何か超巨大なコンピューターがあって、その中にさまざまなゲーム世界を作るプログラムが無数に同時並行的に走っていて、意識がいずれかのプログラムに没入するたびに、眼前に新たな法則を持った世界が立ち現れるような感じです。 各章がそれぞれ別個の世界で、それぞれの世界は微妙にリンクしながらも、特有の深みを持っていて、その深みを極めようとするとどこまでも無限に深い穴の底にまで潜っていくことができるような、そんな深淵を感じさせる話がいくつも並んでいます。 それを読み進む度にふと宇宙の秘密に気づくような洞察を得たり、読者としての自分の足元が抜けて、真っ暗な宇宙の真空に投げ出されるようなコズミック・ホラー感を味わったりしました。 あるいは自分が超巨大コンピューターの中を走る一筋のプログラムになったような自我の不安感を得たり、あるいは暗くザラついた、おそらくプログラムで構成されている無機質な宇宙の中をあてもなくさまようひとつの孤独な意識になった気分になったりしました。 そして最終的には、この今の自分の体験も、もしかしたらひとつのVRゲームなのかもしれないとさえ感じられてきました。 この現実とは、多次元的な世界の中を意識が無限に旅する途中の一場面に過ぎないのかもしれないと感じられてきました。当然、そんなことを考えるとちょっと怖くなります。 ですが作品の中を通底して響いている、そして最後の方で特に熱く響いている作者の声のようなものがあり、それがなんといいますか、生命力を感じさせるもので、ほっとしました。それは、意識の前に現れるどんな世界であっても攻略してやるぞというような強い人間的な意思を感じさせるもので、それに触れるたびに、読者としてほっと安心感を得ることができました。

おそらくこのあと、VR技術、MR技術、AI技術、そういったものの発展によって、どんどんこの現実は、ひとつのゲーム体験から次ののゲーム体験への連続といったものに変わっていくと思います。 考えてみれば、これまででさえも、私の人生の時間の半分以上は、ゲームやアニメやマンガや小説や、つまり三次元的物理体験以外の、仮想的体験の中で送られてきました。今後ますますその傾向は増え、私だけでなく全人類的に仮想的体験の比重が増えていくのではないかと思います。 そのとき、三次元的現実の重みや中心性が失われ、無数の仮想体験がそれぞれひとつの自立した現実として立ち現れてくるであろう、その無限の世界の中で、どう人生と向き合うか、どう正気を維持するか、そしてどうその体験を楽しんで、自分を成長させていくかについて、多くの貴重な洞察が得られる、そんな本でした。 また、いままで沢山ゲームをやってきて、ものすごい量の時間を仮想体験に費やしてきた私ですが、本書の読後、そんな自分を肯定できそうな気がしてきました。 そして、これからの未来、技術の発展とそれに伴う人間の意識の進化に対して、期待とワクワク感をもっとたくさん感じられるようになりました。 電遊奇譚、ゲーム好き人間の全員にお勧めの力作です。

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『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』が可愛い

2018年の冬休みのこと。実家で家族とテレビを観ていると、友達の海猫沢めろんさんからメールが来ました。メールには以下のリンクがありました。
「エホバの証人の活動のなかで、最もつらかったこと」元信者が告白 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54012 #現代ビジネス
『これが私に何の関係が?』と訝りながらも、とりあえずiPhoneのSafariで上のリンクを開いてみて驚きました。それはなんと私が書いた小説『NHKにようこそ!』を読んだことがひとつのきっかけとなって、エホバの証人という宗教団体を脱退することになった女性のインタビュー記事でした。(めろんさん、教えてくれてありがとう!)
『NHKにようこそ!』にはエホバの証人をモデルとした宗教団体が登場しますが、作者の私としてはそういった団体や、人様が信じているどんなものについてもディスるつもりはありません。 また私は今も昔もいわゆる宗教なるものについては、特に深い興味は持っておらず、その存在について良いとも悪いとも思っていません。(私が運営している別サイトPortal of Lightのテーマは、私の長年の興味の対象である瞑想や変性意識状態といったものですが、それは宗教的なものとは無関係なものです) ですが『NHKにようこそ!』では、ヒロインの中原岬が加入している宗教団体について、少し否定的な書き方をしてしまった感があり、それについては長年、気になっていました。 そもそもなぜ宗教団体なるものを『NHKにようこそ!』に登場させてしまったかと言うと、純粋に作劇上の必要性があったというのが理由のひとつとしてあります。 『NHK〜』を書くに当たり、『ひきこもりの主人公のもとにドラマティックに訪れてきてくれるヒロインとは、一体どういう存在なのだろうか。そんな存在はあり得ないじゃないか』と三日三晩、真剣に考えているうちに、『あ、そうか! よく俺のアパートに勧誘に来て冊子を置いてってくれるあの宗教団体の家の子をヒロインにすればいいんだ!』という天啓的閃きがあり、それによって岬というキャラは生まれました。 また当時、私にはネットで知り合ったエホバの二世の友人がいて、その友人のブログや、オフ会で会ったときに聞いた二世のリアルかつハードな苦労話などから、岬の生い立ちの材料をもらうことができました。また、その他、二三の資料から得た材料を使って、作中の宗教団体の描写を作りました。 執筆の際、宗教団体についてはできるだけ客観的な描写に留めようとしましたが、つい筆に勢いがついて、否定的な書き方をしてしまったのではないかと気になっていました。 作品の面白さを求めるあまり、軽はずみに現実の宗教団体や関係者をディスる内容になってしまったのではないかと、眠れぬ夜などに思い悩む日がありました。 しかし、このインタビュー記事を読んで、『NHK〜』の宗教団体関連の描写が、ときには読者にプラスの影響を与えたこともあったのだとわかり、作者として嬉しい気持ちで胸が一杯になりました。
上の記事でインタビューを受けているいしいさやさんは漫画家として活躍されていて、自らの体験を描いた『よく宗教勧誘にくる家に生まれた子の話』というコミックを講談社から出版されています。 さっそく買って読んでみました。 よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話(Amazon
  • 凄く可愛いほのぼのした、独特な魅力ある絵柄
  • ↑この絵柄で書かれるエクストリーム・ハードな内容
  • なんだかところどころエロい
  • 戒律を破ったため母にベルトでお尻を打たれる少女
  • 思春期の性の目覚め
  • 宗教的戒律による抑圧下での密かな性的行動
  • 王国会館のトイレであんなことが……!
さまざまな葛藤がある中で、主人公が性的なものと向き合う姿が、人間的な共感を呼ぶものとして表現されていると感じました。またそれが、このひたすら可愛い絵柄で描かれることによって、このコミックに不思議な魅力をもたらしていると感じました。 また、この話は、人間が成長するにあたり必ずくぐり抜けなければならない試練を、『宗教団体に違和感を感じ、自分の意志でそこから抜け出す』というエクストリームな実例によって描き出しているのではないかという印象を得ました。 宗教団体に入っているいないに関わらず、多かれ少なかれ、人間というものは何らかの固定化された世界観や信念を持って生きているものであると私は思います。そして、人間が成長するにつれて、旧来の世界観や信念が自分にそぐわないものになってくるときが必ずあると私は思います。 いわば手足が伸びるに連れて、子供服が自分の体に合わなくなるようなものですね。そのように、何かの世界観、何かの信念が自分に合わなくなったとき、それを勇気を出して捨てなければならなくなります。 それは、慣れ親しんだ家を捨てるようなものであり、今まで自分を守り、育ててきた大切なものを否定して捨てるようなことであり、それは時に大きな恐怖や痛みや罪悪感を伴うものであると思います。 そのような、ひとつの世界観から、新たな、より自由な世界観へと、殻を破りながら移行してゆく人間の成長の過程が、この漫画には、優しい筆致で淡々と、しかし鮮やかに描かれていました。

よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話(Amazon

  • 可愛い絵柄のマンガが読みたい人
  • 宗教団体の二世の生活について興味がある人
  • 家族との関係に思い悩んでいる人
  • 「NHKにようこそ!」の岬ちゃんが好きな人
  • 古い殻を破り、より自分らしい生き方をしてみたい人
こんな人におすすめのコミックです。