EQとコンプレッサー、買ってみた

夏に実家に帰ったときの話であるが、小中の友達が山奥にとんでもない隠れ家的スタジオを持っててびっくりした。

そのスタジオにはお宝的な超すごいアウトボードが山と積まれており、私は憧れた。(下図参照)

 

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私の友達の超すごいスタジオ! My friend’s great studio!

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友達は以下の様な趣旨の話を語ったように思う。

「最初にアウトボードで使い方に慣れると、プラグインでも的確に音を作れるよ」というようなことを言っていたように思う。

そんなものかもしれない。私はいまだにEQもコンプレッサーもこれでいいのかなーというあやふやな気分の中でおっかなびっくり操作している。

ちなみにEQとコンプレッサーとは、DTMで音をデザインするために必須のアイテムのことである。これによって周波数バランスを調整したり、音圧を調整したりする。

で、アウトボードとは、EQ機能やコンプレッサー機能を持った機械のことである。アウトボードにはつまみが沢山付いており、そのつまみをグリグリ動かして音を操作する。

そのようなフィジカルな操作によって練習することにより、音のデザインという目に見えない作業に熟達することができるのかもしれない。プラグインを使ってパソコン上でやるよりも。

しかしアウトボードは高い。何十万もする。

そこで妥協案として、アウトボードを模したプラグインを買う、という策を取ってみたい。

Midnight plugin suite、買ってみた

(2000円)

すんません。これは『買った!』という報告であり、音や使い勝手に関する有益な報告はなんもありません。

しかもさっきPluguin boutiqueで買ったばかりで起動してもないので有益な情報はなんもないです。

ただ一応、おぼろげなあやふやな、このプラグインの元になっている機材の情報がなんとなく私の記憶の中にあるので書いておきますね。

これはですね、Focusriteというメーカーの、ISA110というEQと、ISA130というコンプレッサーをプラグイン化したものです。

Focusriteといえば有名メーカー! らしいです。

赤い色のオーディオインターフェイスが有名。

これはかなりいいオーディオインターフェイスらしいです。

で、そのメーカーが前に出してたプロ用機材があって、それがISA110とISA130だそうで。。。

へー。。。

なんかすごーい。。。。

でその機材をね、めっちゃ丁寧にプラグイン化したのがこのMidnight pluginて奴だそうです。

なんかあれですよね。見た目が可愛いですよね。

あとつまみの数も少ない。これ大事!

今回、つまみの数が少ないEQを買いたかったのでまさにこういうのが欲しかった!

なんでつまみの数が少ない奴が欲しかったかというと、シンプルなEQでEQ勘を養いたかったからです。

今の普通のEQは、無限に周波数を上げ下げできるので、選択肢が多すぎる!

その点、このEQは4バンドパラメトリックEQということで、周波数をザックリと4箇所上げ下げすることしかできない。

その選択肢が少ない感じがいい!

というわけです。

というわけで、初めて有料のEQとコンプレッサーを買ってみた、という話でした。それではまたー。

バンド練習/サマー・ポニーテール

水曜、私は宇都宮に出稼ぎに出た。

その翌日、木曜、私は新宿でバンド練習した!

バンドメンバーは佐藤友哉氏(Twitter)、pha氏(Twitter はてブロ note)、そして私、滝本竜彦(オフィシャルブログ)だ。

バンドメンバーの著作はこちら

現代社会に太宰が転生しててんやわんやの大騒ぎを繰り広げる「転生!太宰治」売れてます!

序 章 太宰、西暦二〇一七年の東京に転生する
第一章 太宰、モテる
第二章 太宰、心中する
第三章 太宰、自殺する
第四章 太宰、家庭の幸福を語る
第五章 太宰、カプセルホテルを満喫する
第六章 太宰、自分の本を見つける
第七章 太宰、ライトノベルを読む
第八章 太宰、メイドカフェで踊る
第九章 太宰、芥川賞のパーティでつまみ出される
第十章 太宰、インターネットと出会う
第十一章 太宰、芥川賞を欲する
第十二章 太宰、才能を爆発させる
第十三章 太宰、講談社に行く
終 章 太宰、生きる
あの太宰治がよりによって現代日本に転生!
今を生きる太宰が現代社会と人間への痛烈な皮肉と賛歌を謳い上げる傑作、ここに開幕!!

日常の中で誰もが感じるいまだ言語化されていない生きづらさが高い解像度でありありと陽のもとに暴き出されたエッセイ「がんばらない練習」、売れてます!

□会話がわからない □服がわからない □すぐに帰りたくなる
□早く着きすぎてしまう □居酒屋が怖い □不意打ちが怖い
□ときどき頭の中がワーッとなる □決められない □荷物を減らせない
□からあげばかり食べてしまう □検札が怖い □つがいになれない
□やる気がわかない □同じことを続けられない ……他
ダメな自分を受け入れるところから始めよう
京大卒・元ニートが実践する、自分らしく生きる方法

バンド名について

我々のバンド名については諸説あり、『ロベスピエール』とも『エリーツ』とも言われている。

『ロベスピエール』というバンド名に関してはヴィジュアル系的な魅力が大いにあるものの、『不吉ではないか?』『なぜフランス革命?』という疑問があるとともに、バンド名発案者が一度もバンド練習に来ていないということもあって、最近の作品のジャケットにはクレジットされていない。

一方、『エリーツ』というバンド名は、海猫沢めろん氏、佐藤友哉氏、そして滝本竜彦と阿佐ヶ谷の仲間たちがゼロ年代初頭に結成したバンドから引き継がれたものである。

(ちなみに海猫沢めろん氏の著作、『キッズ・ファイヤー・ドットコム』はなんとヤンマガで漫画化され大好評連載中である。面白い!)

ただ『エリーツ』は結成当初、メンバーの最終学歴が全員高卒という問題があり、「最上流の人々、エリートたち」という意味を持つバンド名とメンバーの経歴に齟齬がありすぎるのでは、という懸念が示されていた。

しかし今回、京大卒のpha氏がメンバーに加入することによってエリーツというバンド名が持つ認知的不協和が多少なりとも和らいだのではないかと思う。

というわけで、とりあえず当面は、曲のジャケットに「エリーツ」をクレジットしていきたい。

バンド練習の様子

左からpha氏=ドラム、滝本=ベース、佐藤友哉氏=ギター。

この日は前回のレコーディングによって完成したAsfalt Angelを練習したあと、セッションしながら新曲を作りました。

新曲の歌詞について

セッションしながら曲名と歌詞を考えました。

素晴らしい歌詞ができました。

で、家に帰ってから忘れないうちに、Ableton Liveに打ち込み。そして……。

新曲「サマー・ポニーテール」カラオケver完成

聴いてね!(いつかこれに歌も入れる予定)

 

新曲完成!『Ascending』/夏休みを終えて

夏休みを超えて作業し、やっと完成した曲です。

主な使用シンセ、プラグイン、サンプル紹介

  • Captain Plugin(コード、ベース、メロディ打ち込み補助プラグイン)
  • iZotopeのStutter Edit(スタッター効果を簡単に生み出せるBT監修のプラグイン)
  • Ascension(トランスっぽい音が出るシンセ。音は好きなのだが、かなり重い)
  • SynthMaster One(安く使いやすいシンセ。私の環境ではたまにバグり、プリセット変更時、まれに爆音を発する)
  • Korg GadgetのMiamiとPhoenix(何かと使いたくなるKorg Gadget。Phoenixは私の最多使用プラグインになっています)
  • Function LoopsのPsytrance Studio Tools(サイトランスのためのサンプルパック)とEthnic Female Voice(ああああーという女性の声など)と、その他いろいろサンプルパック。

こうしてみると、いろいろ使ったなー。

こうやってプラグインを使いまくってオタク心を満たすことが作曲のひとつの目的です。ああー心が満ち足りた。

でも使えたプラグインがあれば、その影に使えなかった機材あり。

実はこの曲、以前買ったアナログシンセを使うために作り始めた曲なんです。でも、何をどうしても私はアナログシンセをうまく使いこなすことができず、、、最終的にはアナログシンセには場を開けてもらい、完全デジタル環境で作りました。

Captain Plugin いいですよ

ところで本作では前作Eternal Vital Flowに続き、Captain Pluginというコード打ち込み補助プラグインを使っているのですが、せっかくなので自分では使いそうもないスケールと、思いつきそうもないコード進行を打ち込んでみました。あまり耳慣れない感じですが、新鮮な響きになったと思います。このプラグイン、かなり便利なのでこれからも使っていきたいです。(最新Verではメロディ打ち込み補助機能もかなり使えるようになってきました)

トラック増えすぎ、CPUヤバい問題

それにしてもなんだか最近、Ableton Liveの操作に慣れて来たためか、やたらトラック数が増えてくんですが、CPU使用量がヤバいです。その都度、バウンスしてなんとかしてるんですが、だんだんわけがわからなくなって、自分が何をやってんだかわかんなくなるときがあります。

次はトラックの色分け機能などを駆使して、綺麗にDAWを整理しながらトラックメイキングしていきたいと思います。いい曲を作るには整理整頓が大事らしい!

だが最終的な解決は新しいMacを買うことではないか。

それとも逆にトラック数を制限することか。

そう言えば二年ほど前、DTMを本格的に始めて最初に作った曲『Sawayaka Summer』はお試し版のKorg Gadget for Macで4トラックで作った。

確か、コード兼メロディ用にPhoenix、アルペジオにCheingmai、ベース用にDublin、そしてドラムにLondon。

こんぐらいトラックが少ないと、ミックスがどうとかマスタリングがどうとか悩む余地もない。

もう一度初心に戻り4トラックしばりで作ってみるなどしてみるとかいいかもしれない。

 

夏休みを終えて

そう言えばもう8月も後半。

今年の夏は北海道でかつてない密度で遊びました。小学生の夏休みのときもこんなに遊んでないぞというレベルです。

海に行き、絵を描き、釣りをし、甥と作曲し、ギターを引き、人狼をやり、カタンをやり、小中の同級生に会い、同級生の友人が持つ隠れ家的スタジオに遊びに行き、、、その他いろいろ楽しいアクティビティをしつつ、その合間になんと小説も書きました。

もとの計画では実家のPCで書くつもりでしたが、なぜかPCの調子が悪く、原稿用紙で書きました。手で書くのはなかなか新鮮で楽しめました。

次回の帰省時は小説執筆に加えて、ブログ執筆もやっていきたいと思います。そんで、できるだけ川崎にいるときと、北海道にいるときの自分をシームレスにつなげていきたいと思います。

それにしても、北海道から川崎に戻ってきてもうしばらく経つというのに、まだ夏休み気分が抜けません。頭がぼーっとしてます。ぼーっとしてる状態でもまあまあ仕事はできているので、このまま冬休みまで夏休み気分を維持してゆきたいと思います。そう俺は永遠の夏休みだ! 川崎も北海道だ!

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夏。習慣の乱れ。Scrivenerへの執着。

このまえ、クリエイティブ瞑想講座なるセミナーをホリスティック・スペース=アクエリアス様で行わせていただきました。

と同時に長編小説をまあまあいい分量まで書いて直して、担当編集者様に送りました。

それが先月末のことで、セミナーと小説というダブルの仕事の山を無事、乗り越えた私は、気が緩みました。

で、その後、一週間近く昼夜逆転生活をして、ほぼほぼひきこもってました。

ブログも書かず。。。

まあ小説の続きはそれなりのペースで書き続けており、音楽もまあ作ってるといえば作ってます。新曲は七割ぐらいできました。あとはメロディを考えて、ブレイクを作って、サビを作って、全体をブラッシュアップすれば完成です。

振り返って考えてみると、意外にちゃんと前向きな活動をしている。しかし生活はかなり乱れてます。昼夜逆転し、いろいろためになるだろうと思って続けようとしていた習慣もグチャグチャになっています。

ということでまた生活をきちんとしていきたいと思います。ブログも更新したいものです。

とか思ってるうちに明後日9日には夏休みで実家に帰ります。

実家に帰ってしまえばもはや小説も書けずブログも書けず、毎日、遊んで暮らすということになります。

これはどうなんでしょうね。

日常と非日常、川崎と北海道という壁によって分離されているその両者を、もうちょっと滑らかに融合できないものか。

たとえば実家で小説を書く、というような。

たとえば実家でもブログを更新してみる、というような。

ただ実家に帰るともう小説なんて書いてる気分じゃなくなるんですよね。私にとって小説とは孤独の中でギリギリと歯を食いしばりながら生み出すようなアレなんでね。

でも、もう令和だし。そういうのは古いかもしれない!

実家でお盆休みでバケーションしながら、さらさらと余裕を持ってクールに創作活動するのが現代のスタイルかもしれない。

とりあえず一日、1200字くらい朝に書いてみるのはどうか。

それでいいんじゃない。

一度、長期間休みにしちゃうとペースが乱れそうだしね。

よし。

今年はちょっと実家で小説執筆に挑戦してみるか!

ただそうなってくると、どんなアプリで書けばいいか謎です。

今、私はOSXのScrivenerというアプリで小説書いてます。

これはですね、まあ超素晴らしいアプリで、私の最新長編『ライト・ノベル』などはかなりこのアプリの機能を駆使して書かれてます。

Scrivener、複雑な長編を書くのには無くてはならないアプリです!

なんで、実家で小説を書くとしたらやはりこのScrivenerで書きたいわけですが、今、私が使ってるMacBookは十年以上前のめっちゃ古くて重たいマシンなので、こんなものをわざわざ持って新幹線に乗って北海道に帰りたくない。

パソコンは実家にあるWindowsマシンを使いたい。

だがそうなるとWindow用Scrivenerを新たに買わなきゃいけない。

Do I need different licences for each platform?

Yes. Each licence we sell covers only one platform. So if you buy Scrivener for macOS, for instance, you will not be able to use the macOS licence to unlock the Windows version. Offering single-platform licences allows us to keep prices as low as possible for users who do not need to run Scrivener on more than one operating system.

(WinとMacそれぞれ別のライセンスが必要ですか?

はい。Mac用ライセンスを持ってても、Win版をアンロックすることはできません)

ScrivenerオフィシャルサイトのFAQより。

だよねー。Win用とOSX用は別のライセンスが必要になるそうです。Win版Scrivenerライセンスは5300円か。。。あかん。数日しか使わないWin版を買うわけにはいかない!

というわけでScrivener以外の何かで小説を書かねばならないということになります。

昔使ってたWin用エディタを使ってみる、というのはどうか。

例えばQXエディタなど。

これは私が初期三作品を書くのに使ったエディタです。

滝本竜彦初期三作品

これは相当、使いやすいエディタでカスタマイズ性も高くナイスなエディタでした。縦書きもできるし、小説の本の体裁に合わせたフォーマットにして書いたりして、かなり小説専用に追い込んでカスタマイズできます。

ちなみになんと今、QXエディタ開発者様のホームページを見たら、New QXなる新たなエディタが配布されていました。おそらくWindows環境で小説書きまくりたいという方にはおすすめのエディタなはず。

あとは、候補としてはあれか、普通にGoogle ドキュメントか。

これはアプリをインストールする手間がないし、Macとも手軽に文書の同期ができるという利点があります。書いた文字数も出るらしいので、実用上これで問題ないはず。縦書きはできないものの、そもそも私は現在、縦書きで書くのをやめて横書きで慣れちゃってますのでそれも問題なしです。

とりあえず実家に出発前に、ScrivenerからGoogleドキュメントに小説をコピペしておこうと思います。

でもやっぱりScrivenerが使いたーい。アイデアのメモとかをひとつのファイルにメモできたり、小説の構成を自由に組み上げたりできるから凄い便利なんだよなー。


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小説の書き方 mini TIPS 番外編:『締め切り前症候群』の恐怖

私事であるが、今月中に編集者さまにとある小説作品を送らねばならない。

そのため私は現在、『締め切り前症候群』のさなかにいる。

締め切り前症候群とは、小説の締め切り前になると私に訪れる、各種の不快な、肉体的、精神的障害の総称である。

具体的には以下のような症状が現れる。

  • 朝、起きることが難しくなる。
  • ジャンクフードが食べたくなる。
  • エナジードリンク、特にモンスターエナジーをがぶ飲みしたくなる。
  • 感情が不安定になる。
  • 甘いものをバカ食いしたくなる。
  • 「死にたい」「もうダメだ」「帰りたい」というネガティブな独り言が増える。
  • 「まとめ」を見る時間が増える。

これは現在の私の締め切り前症候群の症状であるが、これでも相当、症状は軽減されている。

昔はこの症状を一万倍ぐらいにひどくした状態が、締め切りなどに関係なく、一年365日、寝てるとき以外、ずっと続いていた。

当然、ストレス値はマックスであり、肉体にはさまざまな問題が生じ、精神は激鬱であり、病院で心の薬をもらって飲んでいた。

あのレベルの締め切り前症候群を抱えると日常生活もままならない。当然、ストレスによってまともな執筆活動も難しい。しかし仕事はせねばならない。

私は締め切り前症候群で創作活動できない自分を叱咤し、自分により過大なストレスとプレッシャーをかけることで、創作活動を前進させようとした。それによってより締め切り前症候群はより救いようのないレベルに重くなっていった。

だが今ありがたいことに、私の締め切り前症候群は、全盛期の一万分の一ぐらいのレベルに軽減されている。

甘いものが食べたくなるといっても、実際にはあまり食べない。エナジードリンクも毎日、飲むわけではないし、まとめも朝から晩まで読んでいるわけではない。

「死にたい」というつぶやきも、まあまあそんなに多いわけではないし、ネガティブな独り言を呟いたあとはちゃんと「いまのなし」とキャンセルするし。。。。

朝起きるのが難しいのは確かだが、一応、日の出ている時間にスタバに向かってそこで一日分の小説を書く。感情は平時に比べ不安定ではあるが、人間らしさの範疇に収まるレベルである。。。こんな風にブログだって書く余裕がある。

あー助かった! 

今の私はこう叫ぶことができる。みんなー地球はいいところだー!!

はっきりいって、締め切り前症候群のレベルマックス時、つまり十年以上前の私は、あれはもう激ヤバだった。毎日が辛くてリアル生き地獄だった。

あー、よくここまで元気になった。えらいえらい、とよしよししてあげたくなる。

よしよし。

よしよし。

ところで私が締め切り前症候群を軽減させることができたのは、ひとえに瞑想ヒーリングのおかげと言っていい。

締め切り前症候群の原因は、無意識の中にきつく抑圧されて押し込まれた大量の苦痛である。

私は努力することによって、自分の無意識の中に、大量の苦痛を抱え込んだ。

努力とは、そのときの自分が発している苦痛を無視して、特定の行動を続けることである。

そんな行動をしたくないと叫んでいる自分の苦痛を無視して、その行動……つまり私の場合で言えば創作活動……を続けたとき、自分の一部分が発している苦痛は、決して忘れられることなく、自分の無意識下に圧縮されて保存されていく。

自分が感じている感情は、無視したとしても、それはすべて心の奥に保存されている。

自分の心の見えない部分にコールタールのように濃縮されて蓄積された大量の苦痛、それこそが締め切り前症候群の原因である。

これを浄化せぬ限り、締め切り前症候群は消えない。

だが、それ専用の瞑想やヒーリングによって、心の中に蓄積された苦痛は浄化できる。

まあ一朝一夕で浄化できるわけではないが、少しずつ、しかし確実に、無意識下に蓄積された苦痛は消化し、浄化していくことができる。それにより心は少しずつ軽く明るさを取り戻していく。若かった、怖いものを何も知らなかったあのころのように。


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小説の書き方 mini TIPS その4『求める結果をイメージする』

今回のTIPSが、これまで紹介したものの中で一番、大事なことかもしれない。

それが『求める結果をイメージする』ということ。

前回、紹介した『イメージする』というTIPSは、あくまで小説の内容をイメージする、ということだった。

今回イメージするのは、小説ではなくて、自分が自分の人生の中に求める結果、つまり、『いつか将来、こんなことが自分の人生の中に実際に生じたらいいな』という願望のイメージである。

そのような意味での『求める結果のイメージ』として、考えられる例としては以下のようなものがある。

  • 作品を気持ちよく書いているところ
  • 作品を見事に書き終えたところ
  • 作品が多くの人々に読まれているところ
  • 作品が社会に受け入れられ評価されているところ
  • 作品が素晴らしく売れているところ

これらの自分にとって気持ちいいイメージを、小説の内容をイメージするときと同様の方法で、五感と感情を使ってリアルに想像する、というのが今回紹介するTIPSである。

このTIPSを生活の中でちょこちょこと実行していくことで、求める結果を、実際に、自分の人生の中に現実化することが容易になっていく。

私の体験談

私がまだ大学生だったころ、大学に行かず、夜遅くまで自宅でパソコンゲームをし、インターネットをするという生活を送っていた。

その生活を送りながら私は、上で書いたようなイメージを想像することをモヤモヤと楽しんでいた。

気持よく、自分の気合いと共に作品が出力されてゆき、理想的な、いや、想像をはるかに超えた素晴らしい作品が完成し、それが世界中の大勢の人々に読まれ、人々はそれを大いに楽しみ、喜び、それによって私は社会的に先生と呼ばれ、ときにはチヤホヤされ、働かずしてお金も受け取ることができる、というイメージを毎日、想像して暮らしていた。

これは私にとってものすごく都合がいい想像なので、それを想像することそれ自体が気持ちよく心躍る体験だった。私はそのイメージを観ることを習慣的に楽しんだ。

そのイメージを観るたび、その想像の気持ちよさによって脳内麻薬が出るのが感じられた。あるいは、何かしらの精神的エネルギーが、その想像によって心と体にチャージされていくのが感じられた。

そのような、気持ちいい想像によって生み出された脳内麻薬と精神エネルギーが、やがて私を自然に執筆作業へと向かわせた。

まあ執筆の中でそれなりの努力はするわけだが、その努力のためのエネルギーが、この、自分にとって都合のいい、気持ちのいい空想によって生み出されたということである。

つまりこのような、自分にとって都合のいい、気持ちいい空想とは、無償でエネルギーを汲み上げることができる井戸、あるいは心の中のオアシスのようなものなのである。

そのような枯れないオアシスから豊かに新鮮な水を汲み上げることで、作品を書き上げ、夢を実現するための精神エネルギーを大量に、無限に得ることができる。そのための具体的な方法が『求める結果をイメージする』ということである。

求める結果が、本当に自分の心の求めるものであれば、それを想像したときワクワク感と喜びと陶酔が心の中に広がる。その精神エネルギーを使って、地道な作業を前に進めていくことができる。

小説の書きたいシーンを心の中で自由にイメージしたように、自分の人生の中に生じさせたいシーンを心の中で自由に組み上げ、イメージしよう。そしてその空想を少しずつ、豊かに、リアルなものへと増幅させていこう。そして、それを観ることを、日々、うっとりと楽しもう。そうすれば、その空想が現実となる場所へと一歩一歩、歩いていく力が湧いてくる。そして実際に、そこへと歩いて行くことができる。


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小説の書き方 mini TIPS その3『イメージする』

小説の書き方に関する小ネタを集めた本シリーズ、第三回目は『イメージする』です。(今回はなぜかですます調で書きます)

小説を創作する過程において『イメージする』ことの重要性は、あまりに自明のことなので、あえて説明するほどのことではないと思われるかもしれません。ですが、創造したいものをイメージすることは、本当に本当に、ものすごく最高最大に大事なことだし、しかも意外に軽視されているのではないかと思うので、ここでさっと説明してみたいと思います。

イメージすることの重要性

小説は『絵空事』を文章で書いて、その絵空事が持つ雰囲気や映像や感覚や感情を読者に伝えるものです。つまりまず作者の心の中に『絵空事』という伝えたいものがあって、それを文章というメディアを使って、読者の意識に伝達するわけです。

よって、文章を書く以前に、心の中の絵空事をイメージすることが、小説を組み立てる作業の基本ということになります。

文章は絵空事を伝えるための手段なわけで、二次的なものです。重要性としては、作者の心の中にある絵空事がまずいちばん大事なものであり、小説というコンテンツの本質的な部分ということになります。

文章がどれだけ上手でも、小説の本質である『絵空事』、作者の心の中にあるイメージが豊かではなければ、それは読者に伝わりません。テクニックだけあっても、それを使って表現したいものが空っぽだったら意味がないねということです。

逆に言えば、文章はあまり上手じゃなくても、心の中に表現したい絵空事が豊かにあって、それが面白いものであれば、当然、小説は面白いものになります。

どれだけ文章が上手でも、表現したい心の中の『絵空事』がつまらなければ、面白いものは書けない! ということです。

なので小説を書く際に一番、心がけるべきなのは、文章力を向上させることよりも、心の中にある『絵空事』を豊かに、面白くすることです。

どれだけ表面的な文章を直しても、つまらんものはつまらんということです。それよりも、そのコンテンツの本質的な部分を豊かに、面白くすることに意識を向けたほうが良い結果が生まれるはずです。

では小説というコンテンツの本質的な部分、つまり作者の心の中にある『絵空事』を、豊かに、面白いものにするための具体的な方法は何かというと、それが『イメージする』ということです。心の中の絵空事、つまりイメージは、イメージすることそれ自体によって自然に豊かになっていきます。

以下でイメージする具体的な方法について説明します。

イメージする方法

まず落ち着ける場所でくつろぎます。布団の中、お風呂の中、散歩中などがおすすめ。

そこで、自分がこれから書くであろう、あるいは今書いている小説で表現したい場面を心の中に思い浮かべます。

そして何かひとつ、興味深い、いい感じの想像を思い浮かべたら、その想像を心にキープし、それを観て、可能であれば五感でそれを味わいます。そのイメージを想像し、その中にある感覚、感情、雰囲気をゆったりと味わいます。

そうしているうちに、ひとつのイメージから新たなイメージへと自然に意識が移り変わっていくと思います。それはそれでいいのですが、イメージが散漫になってきたら、最初のイメージへと意識を戻します。

ここで注意点としてあるのは、できるだけ分析的な思考を止めるということです。イメージを観ているときは、そのイメージに対する分析的な思考を止めたほうがうまくいきます。なぜかというと、分析的、言語的な思考を続けながらイメージを観ると、イメージの自然な展開が阻害されるからです。

イメージを観るという作業をするときは、可能な限り、あれこれの思考は止めて、ただ心の中で映像を思い浮かべ、その映像の雰囲気を味わい、そこに流れている感情を味わい、そこにある微細な感覚を感じてください。

そしてこのイメージを観るという作業自体を、ひとつの娯楽として日常的に楽しんでください。

この作業を続けていくと、自然に、心の中にある絵空事は豊かになっていきます。

心の中の絵空事は、そこに意識を向けて、そのイメージを観て味わうことによって、心の中で自然に成長していきます。

この作業をしていると、おそらくたくさんのアイデアが浮かんできますので、イメージを観たあと、あるいは必要であればその最中に、お手元にあるメモ帳に適宜、アイデアをメモっていってください。

そのアイデアを分析的に評価するのは、このイメージを観るという作業とは別のときにやった方が効率的です。イメージを観るのと、アイデアを分析するのでは、心の使い方がまったく違ってきます。それを同時にやろうとすると心に凄まじい負荷がかかり、まったく効率的ではないので、やめた方がいいです。

イメージを観るときはただイメージを観てそれを味わう、ということだけをやりましょう。

このような方法で、小説に書きたいシーンを心に思い浮かべ、それを観て味わっていくと、そのイメージを核として小説の世界が心の中に自然に広がって成長していきます。

やがて文章によってそれを表現したくなるまで、心の中でその絵空事を大切に育んでいきましょう。

 


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小説の書き方 mini TIPS その2.『意図を設定する』

前回の小説の書き方 mini TIPSでは『ネタ/アイデアを生み出し、それをキャプチャーするためのシステムを持つ』ということについて書いた。

このシステムを稼働させることにより、小説の部品が少しずつ溜まっていく。また創作活動のための基本的な筋力が身についていく。

これは小説という建造物の部品となる石材をひとつひとつ集めてくるような、いわばボトムアップ的な作業である。

そのボトムアップ的な作業は、今回紹介する『意図を設定する』というトップダウン的な作業と対になることで、大きな効果を発揮する。

意図を持ってアイデアを集める

小説の意図を設定しないままアイデアを集めることほど虚しいことはない。

意図がない状態で集められたアイデアは漠然としており、明確な焦点を結ばず、うまく組み上げることは難しい。しかし確固たる意図がある状態で集められたアイデアは、望みの意図を達成するため材料としてそれぞれがうまく組み合わされ、自分が望んだものを作り上げる役に立つ。

というわけで小説を書く前に、これから自分が書くであろう小説の意図を考えることは決定的に大事である。

だが小説の意図とは、具体的にはいったいどういったものだろう?

小説の意図とは

それは別に難しいものではない。

たとえば「この小説を書いて私は、プロになる!」みたいな願望も、その小説の意図ということになる。あるいは「この小説を書いて私は、金持ちになる」みたいな願望も、当然、その小説の意図ということになる。今回のTIPSは、作品意図、つまりその作品の目的を、前もってある程度は考えておくべき、というただそれだけの話である。だがこれは意外に疎かにされがちである。

ところで、「この小説を書いてお金を作る」というのは作者のための意図である。それを考えると同時に、小説を受け取ってくれる人々や扱ってくれる人々のための意図についても考えておく必要がある。つまり読者や出版社やこの社会に対して、自分がこれから書く小説がどんな効果、意味を持つのかについても、具体的に意図しておく必要がある。

小説は商品でありコンテンツであり、生産物であり農作物みたいなもので、作り手から受け手への贈り物のようなものである。そのギフトを通じて、どんな利益を読者に与えたいだろうか。

小説を通じて、読者にどんな感覚、感情、考えを与えたいだろうか。また、その小説を通じて、出版社やこの社会に、どんな価値や影響を与えたいだろうか。与えたい影響を前もって考えておくことが、その小説の、読者や社会に対する意図を設定するということである。

まとめ

自分に、読者に、出版社に、社会に、どんな価値や影響を与える小説を書きたいかを前もって考えておくことで、実際にそのような効果を持つ小説を書くことができる。

ちなみに私がかつて書いた小説、『NHKにようこそ!』を書く際、私は以下のような意図を持ってそれを書いた。

  • お金を私にもたらす小説
  • メディアミックスしまくる小説
  • 全世界の自分に似た読者に、笑いと、安心感と、勢いと感動を伝える小説
  • 闇の中に隠れていたオタク的、ひきこもり的生き方を陽の光のもとにさらけだす小説

で、「こんなものを書くぞ!」と思って書いた結果、だいたいそのようなものが書けた。その他の小説についても同様である。

というわけで意図を設定することは超重要なことであると私は思う。

漠然とやったって、漠然とした結果しかでない。

なんとなくで書いてたら、なんとなくなものしか書けない。

しかし、「こんなものを作るぞ」と意識的に決意したとき、実際にそんなものが作れる。少なくとも、その意図に近いものが産まれるのである。

とはいえ、いまだこの世に存在してないものについて、何かしらの意図を持つことは本当に難しい。それは確かである。でも、最初は漠然とでもいいので、どんな意図を持って小説を書くのかを考え、箇条書きにしてメモっておくことをおすすめする。

  • その小説は自分に何をもたらすだろうか?
  • その小説は読者に何をもたらすだろうか?
  • その小説は出版社に何をもたらすだろうか?
  • その小説は社会に何をもたらすだろうか?

このような質問に対する答えを、思いつくだけ紙に書き出してみることをおすすめする。

このように意図を設定することで、小説製作に目的が生まれる。目的が見つかれば、そこに向かって歩いていくことができる。


おしらせ

7月30日『クリエイティブ瞑想講座』を開催します。

上に書いたようなTIPSとはまた別の方向性から創作力を伸ばすためのセミナーです。

瞑想/イメトレによって創作の障害を取り除き、意図を現実にする力をブーストします。

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小説の書き方 mini TIPS その1『ネタを生み出すシステムを持つ』

私は小説を書きまくってきた。十歳ぐらいに小説家になろうと決意し、それから三十年、毎日、小説のことを考えて生きてきた。

また、書いてきたいずれの小説も何かしらの意味において成功させてきた。どの作品もそれを書くことで大いに学びがあり大いに成長があった。

ここでせっかくなので、私が長年の経験から学んできた、小説を効率よく生み出すためのTIPSをいくつか公開しておきたい。

TIPS その1.ネタを生み出すためのシステムを持つ

小説と言っても無からいきなり生じるわけではない。

いや、一つ一つのアイデアは無から生じるわけだが、そのアイデアの集合として小説があるわけなので、まずはアイデアをこつこつ集めていかなければならない。小説の素材となるアイデア=ネタを集めていかなければならない。

それは寿司の材料たる魚を仕入れるようなものだ。お寿司屋さんでは店を開く前に魚を市場から仕入れ、適切な下ごしらえをして、冷蔵庫なりカウンターなりに綺麗に並べておく必要がある。小説も、いざ原稿用紙やエディタやワープロ画面の前に座ってタイピングする前に、ネタを仕入れ、それを使いやすいように保存し、必要とあらば下ごしらえしておく必要がある。

ネタの仕入先

ネタの仕入先はいくつもある。

  • 自分の心の中
    • 空想
    • 妄想
  • 生活体験
    • ごく普通の日常体験
    • ちょっとめずらしい体験
  • 映画
  • 音楽
  • アニメ
  • ゲーム
  • ネット、SNS等での他人の言葉

自分の心の中から湧いてきたものは、ネタとして高いレベルの新鮮さを誇る。

自分の生活体験は、ネタとしてそれなりに新鮮なものとして使うことができる。

本、映画、音楽、アニメ、ゲームなどなど、他人のコンテンツから得たものは、新鮮さとしてはだいぶ劣ってくるが、これは無限に仕入れることができるので十分に活用すべきである。また、他人のコンテンツから得たものを、自分の体験や空想と混ぜることで、オリジナリティがありつつも人口に膾炙しやすいネタを生み出すことができる。十分に活用すべきである。

ネット、SNS等での他人の言葉は、新鮮さとしては最低レベルになってくるが、ジャンクなうまさのようなものがあり、これも適宜、自分の作品にほどよく使えたら使ってもいい。

ネタを生み出し、キープするためのツール

上で説明した各種のネタは、そのままではただ自分の中を通り過ぎていく。使えそうなネタは、通り過ぎて行く前に、ネタ整理システムにキャプチャーすべきである。

そのようなシステムはいくつも考えられるし、同時並行していくつか持つべきである。

以下、各種のネタ整理システムについて説明する。

記憶

これは一番、よく使うシステムであるが、これだけに頼るのはヤバい。アイデアは抽象的かつあやふやなものなので、そのままではひらめいてしばらくすると、煙と消えてしまう。

また、独自性のあるアイデアというものは、本質的に不可解かつ異様なものに思えるものなので、紙に書き出して具体化しないと、無価値なものとして自分自身によって否定されがちである。しかし一度、書き出して具体化、個体化してしまえば、それは思考の世界から物質の世界へと消えざる痕跡を残したことになる。そうなれば、そのアイデアを肉付けしていくことは容易だ。

メモ帳

とりあえず記憶の中にあるアイデアはさっとメモ帳にメモする習慣を持つと良い。メモ帳は紙かもしれないし、スマホのメモ帳かもしれない。

紙であれば測量野帳はカッコいい。こんなのをポケットから取り出してアイデアをメモすれば、違いのわかる人間という感じがする。枕元に置いておいて、夢で見たアイデアを書き留めるにも便利。

定番のモレスキンのポケットサイズのヤツもいいだろう。高いが安定感がある。

日記帳

メモ帳と被るが、メモ帳は一時的なメモのためのものだとして、こっちは毎日、定期的に文章を書きためていくためのものである。

朝や晩に、その日考えたことやその日思ったことを書きとめていくといい。また、そのとき作ろうとしている作品のことや、心の中にある微細なアイデアを書き溜めていくのもいい。

メモ帳よりも大きなサイズのものが便利だろう。普通の大学ノートでもいいが、ちょっといいノート、たとえばミドリのMDノートなどを使えば気分もアガる。

各種のアイデア整理システム

日記帳の代わりに自分にあったアイデア整理システムを使うのもいい。

私は一時期、情報カードを使うPOICなるアイデア創造・整理システムを使っていた。このシステムで生み出したアイデアは非常に鮮度が高く、立体的な感じになるものが多かった。ご興味ある方はやってみるといいかも。

各種SNS

TwitterやFacebookやInstagramやらに思いついたことをメモしていくこともアイデア整理に有用だ。これは上に書いてあるシステムとは違い、ネタを他者の目に触れさせることができるという大きな利点がある。

他者の目に触れさせたネタは、自分だけが見ることができるネタよりも、ネタとして個体化しやすい。

ただ注意点として、SNS上に載せることのできるネタは、小さくまとまりがちというか、そのときの社会通念や、自分のフォロワーと同調したものになりがちである。

ネタの種類によっては、SNSに載せることによってそのネタが持つエネルギーが失われることもあるだろう。

よって、思いついたアイデアを何でもかんでもSNSに載せればいいというわけでもない。SNSは適切に使っていきたい。

ブログ

思いついたアイデアをキープする、また、積極的にアイデアを生み出すのツールの大本命としてあるのがブログである。

ブログは自分の城のようなものなので、SNSと違い、自分の個性、独自性を保った表現をすることが容易である。その一方で、SNSと同様、思いついたネタを人様の目に触れさせることができるため、アイデアを自分の中だけに留めるよりもスピーディに個体化、具体化、物質化できるという利点がある。

また、ブログに定期的に文章を書くことは、アウトプットのフローを自分の中に生み出し、それを維持し、拡大していくために、大いに役立つ。

人間は、アイデアという水を流すホースのようなものである。そのホースが通すことのできる水量は、最初はごく小さなものだ。だがそこに適切な水圧をかけて水を流し続けることで、そのホースを少しずつ太く強靭かつしなやかなものにしていくことができる。それにより、やがてコンスタントに大量の水量を流すことができるものへと変えていくことができる。

そのためのツールとしてブログは非常に非常に役立つ。

私もはじめての長編小説を書く前、ブログをやっていた。

一年ほどブログに日記やエッセイや短編小説を書き続け、それによって文章を大量にアウトプットする力を身に着けた。また自分が表現したいイメージや、沢山のアイデアを生み出し、ストックすることができた。

小説を書くためのブログを続けたことによって私が得た利益は計り知れない。

ブログはネタを生み出し、それをキープするための素晴らしいツールなのである。

まとめ

よく「小説を書きたい。だが何を書けばいいかわからない」という人がいる。それは自分が書きたいアイデアがまだ十分に溜まっていないということを意味している。

お寿司屋さんで言えば、お客さんに出したい魚が冷蔵庫の中に一匹も保存されていない状態だ。あるいは、魚は何匹か冷蔵庫の中にあるが、それが適切に下ごしらえされていない状態だ。

そんなときは、時間をかけて、小説の材料を集め、それを下ごしらえしていく作業が必要だ。

少しずつ自分の中にアイデアをため、それを自分の中で整理したり、それらを適宜、人目に触れる形に加工して、ネタとしての強度をあげていく必要がある。

これは時間がかかる作業であるが、いきなり長編小説を書こうとするよりも着実な前進が期待できる作業だ。

少しずつネタを溜めていけば、あるとき「あ、書ける!」という感じが自然に生まれてくる。そうなるまで地道にネタを集めていくことが、小説を書くための早道である。

またそのためには、自分のためのネタ製造、ネタ整理システムを作り、それを可動させていくことが役に立つだろう。


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新曲完成!『Asphalt Angel』

バンドでの新曲、アスファルト・エンジェルが完成しました。

バンド名は『ジ・エリーツ』です。選ばれし優秀な者達がやっているバンド、という意味が込められたバンド名です。

バンド名は当初『ロベスピエール』ということになっていたのですが、いつか斬首されそうで不吉であることと、今回ギターを弾いてくれたバンドメンバーの佐藤友哉さんと私が昔やっていたバンドの名前が『エリーツ』であることから、今回は『ジ・エリーツ』という名前で発表してみることにしました。

(とはいえメンバー間での民主的な話し合いにより、バンド名は変わる可能性があります)

ジ・エリーツの新曲、『アスファルト・エンジェル』のここが凄い

  1. 絡み合うサンプルヴォイスとボーカル
  2. 絡み合う生ギターと打ち込みギター
  3. ブレイク時のボーカルがハモリっぽくなるところ
  4. トランス風の曲構成とバンドサウンドの融合
  5. 一切の意味性が排除され、聴くものの思考を矯正停止させ深いトランスへと誘う歌詞
  6. 一つのコード進行を執拗に最初から最後まで繰り返す今風なエレクトロニックミュージック曲構成

こんなにも聴きどころにあふれた至高の名曲、アスファルト・マイエンジェル。どなたさまもぜひ五十回ほどお聴きください。聴くほどに良くなってきます。次回バンド練習は8月30日、14:30分より新宿にてという予定です。メンバーの皆様よろしくお願い致します。


参考図書

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