新曲完成!『Beats for Elites』

ロックバンド、Elitesのドラマーであるphaさんがある日、ラップを歌って録音したものをバンドのLINEグループに投稿した。

そのラップに合うよう私がAbleton Liveでヒップホップトラックを作った。

それが新曲、Beats for Elitesです。

ラップを入れてないのでひたすら地味な曲ですが、BGMとして気持よく聴けるものになっていると思います。

ヒップホップトラックなるものを作ったのは初めての経験でしたが、いろんなプラグインの助けによって三時間ぐらいで完成しました。

トラック制作に役だったアイテムたち

UJAM DOPE

これはヒップホップのビートの詰め合わせである。ドラムセットとリズムパターンのセットを選んでキーボードを押すと、そのリズムパターンに含まれるループ(Verse、Dropなどなど)を鳴らすことができる。

そのループを並べていくだけでリズムトラックが完成する。

次に役だったのがIK Multimedia MODO BASS

MODO BASS

今回のヒップホップトラックでベースを鳴らしているプラグイン。

超リアルなベース音源である。サンプルではなくて楽器をシミュレートして音を作っているため、非常に軽快なプラグインである。

使い方は簡単で、音はとても気持ちいい。リアルさにも定評があるようである。

買ってよかったプラグインの筆頭に位置する。ベースはどんな音楽でも使うものなのでDTMerであれば買ってそんはないであろう。

クラブ・ミュージックのための今すぐ使えるコード進行+ベース&メロディ

クラブっぽいコード進行とベース&メロディが掲載されている本。

私は少しずつ勉強のためにAbleton Liveに本書の内容を打ち込み、作ったクリップを保存している。

そのようにして貯めておいたクリップのひとつを、今回、ほぼそのままの形で使わせてもらった。本当に今すぐ使え、クールなトラックが労せずして完成した。


というわけで今回、さくっと作ってみたヒップホップトラックであるが、さくっと作れて気持ちいい体験ができた。この曲をスタジオに持っていって皆で即興でラップを歌ってみたのだが、それもまたとても楽しい体験であった↓

新曲完成『Road to Wonderland』

なんとか前作、『This New World』から二週間で新作を公開できた。

以下、制作苦労話や曲の内容について記録しておく。

DAWが落ちる

本作は本来であれば先週の日曜に九割がた完成していた。

しかし途中でDAWが落ちデータがまるまる消えるという悲劇が生じた。

うろ覚えの記憶を再現して、なんとかもう一度、作り直したのが本作である。

セーブはこまめにしようと思った。たまにはバックアップもしようと思った。

レコードからサンプリング

私はDTMを初めてしばらく経ったころにレコードプレーヤーを買った。

これだ。

充電式で持ち運びができ音もいい。

今回、これを初めて作曲に使ってみた。

理由は下のDJ Step1氏のビデオを見て感化されたからである。

なんとかレコードプレイヤーをオーディオインターフェイスにつなぎ、おっかなびっくり手持ちのレコードをサンプリングし、そこからビートを作ってみた。

これが思ったより楽しく簡単な作業だった。Ableton Liveであれば本当にワンタッチでサンプルをバラバラにスライスして楽器化できる。

そのようにしてレコードからの音をいただくと、生々しい感じが曲に付与される。

たまにこっそりとまたレコードからのサンプリングを作曲に取り入れていきたい。

省力&スピード重視

今回はメインのビートを作ってからざっくりと構成を作り、そこにサンプルのセットをサクサクと当てはめていって超スピードで作った。

自分でシンセを鳴らして作った音は一つもない。

ほぼほぼサンプルセットの力を借りて作っている。

そんな作り方がいいか悪いかは知らないが、とにかく高速に曲が作れたことは確かだ。

何かもう一捻りというか過剰なものが必要ではと思うときもあったが、それを入れようとしてこだわると時間が爆発的に必要になってくる。

それよりも流れるようなスムーズなアウトプットのフローを生み出すことを重視していきたい。

というわけでこれからは一週間に一回程度、淡々と曲をアップしていきたいと思っている。

そのように一定のペースで曲をアウトプットしたほうがトータル的には上達スピードも早いはずだ。

毎回、五割くらいの力で作っては出していきたい。

本作はヘビヘビワンダーランドの関連作です

本作は、昔作った『ヘビヘビワンダーランド』という曲と同じサンプルをいくつか使っている。

そのため私の中ではこの二曲は関連作ということになった。

ストーリーとしては、本作、『Road to Wonderland』は、ヘビヘビワンダーランドへの旅路を表現した曲ということになる。

ですので、ぜひ本曲のあとに『ヘビヘビワンダーランド』を聴いてください。名曲です。

(アルバム化するときもこの順番で入れたい)

新曲完成『THIS NEW WORLD』

先日アップしたばかりの超傑作、Northern Wind Festivalの熱も冷めやらぬうちにトラックメイカーTKMTが新曲をアップしました!!

その名もTHIS NEW WORLD!!! それでは聴いてください。

うーん、いい曲。

作業記録

・脇道にそれない、スピーディな作業を心がけた

Northern Wind Festivalは製作開始から公開まで五ヶ月もかかった。

その反省を踏まえ、次の作品はさっさと作って完成させたいと思った。

そのために細部に気を取られず、ぱっぱっと全体構造を作ることに注力した。

ところで最近、なんとなく自分がよく作業で詰まるパターンがわかってきた。うまくいかないことを無理に推し進めようとするとつまる。(当たり前か!)

そこで、無理っぽい流れに自分が乗りつつあることに気づいたら、その作業を一端停止し、もとのいい感じの流れに戻ることを心がけた。

そのおかげかどうかわからないが、2日で作曲完了した。これは私的には最短記録かもしれない。

細かい部分はいろいろ気にかかるが、とりあえず日曜日中にアップしてしまった。月曜からは小説に集中したいからだ。

だいたいミックス、マスタリングをいくら頑張っても、それでアップするクオリティはせいぜい10%程度のものだろう。

それに気を取られて時間を潰すよりも、ぽんぽんとテンポよく新曲を作っていったほうが結果的には効率よくスキルが上達するはずだ。

完璧主義はよくない!

ということでさっさとアップしてみました。

・借用コードを使ってみた

これまで私は頑なにダイアトニックコード(一番の基本となるコード群)で作曲してきた。

だがそろそろだんだん、ダイアトニックコードの全領域に対する理解が深まってきた感があり、その領域の外に出ていく自信がついてきた。

そこでおっかなびっくりであるが、今回、ダイアトニック・コードの外にあるコード、借用コードを使って作曲してみることにした。

結果、うろ覚えであるが、こんな感じのコード(にテンションがいろいろついたやつ)ができた。

CM7 Am7 Gm7 G7 F#m(♭5)7 FM7

これは元はといえば、Cメジャーキーのダイアトニックコードで作った以下のコード進行を変形したものである。

CM7 Am7 G7 FM7

この3つ目のG7を半分に割り、一方をFメジャーキーからの借用コードGm7(FメジャーキーではⅡ)に入れ替えた。

また同様に、4つ目のFM7を半分に割り、その一方をGメジャーキーからの借用コード、F#(♭5)7(GメジャーキーではⅦ)に入れ替えた。

これによって調性がちょっと曖昧な、ふわっとした雰囲気のコード進行ができた。

結果、ほわほわほわーんとした浮遊感のあるイメージを醸し出すことができた。

・コード理論の教科書

私にとって一番わかりやすく、よく参考にしているのが、ミュージック・プランツという音楽学校が無料公開してくださっている音楽理論のテキストだ。

これは凄まじくわかりやすく実用的でためになるテキストなので、これから音楽を作ろう、あるいは今作っていて音楽理論を深く学びたい皆様に全力でおすすめしたい。

その他に読んでいるテキストとしては以下のものがある。

どちらもおすすめの本です。

何冊かテキストを同時並行で読むことで復習になるし、いろいろな角度から知識を深められると思います。

音楽理論はむずいけど面白い

音楽を始めた最初の頃は、脳が音楽理論を理解することを拒否していたのですが笑。。。

作曲したり、キーボード、ギター練習したりしながら、少しずつ時間をかけて理論を体に染み込ませるようにしていくと、だんだん理論への抵抗感が薄れてきました。

で、学べば学ぶほど音楽が面白くなってきています。

今は本当に、いい本、いいテキストがたくさんある時代なので、音楽を学ぶのも昔に比べて簡単なはずです。

助かってます!

今後もいろいろな本やテキストの知恵を借りつつ、ぽんぽんと新曲を作っていきたいと思います。

今後もトラックメイカーTKMTをよろしくお願いいたします! ぜひ私の曲、たくさん聴いてね!