iPadが憎い。
私は初代、iPadを発売日に買ったのだが、その機械には致命的な欠陥があった。
それは全角スペースがデフォルトで簡単に入力できないというものである。
この欠陥があるために、小説執筆のための機械としてはiPadは落第であった。
せっかく小説執筆に大活躍しそうなポテンシャルがあるのに全角スペースが入力できないがために、iPadはたいして役に立たない平べったい板と化していた。そいつは先日、BookOFFに100円で売ってやった!
だが先日、風のうわさで「最新のiPadOSでは全角スペースの入力がデフォルトで可能になった」と聞いた。これにより、小説執筆のための機械としてのiPadの可能性が大きく立ち上がってきた。
またiOS13でも同様に、全角スペースの入力がデフォルトで可能になっているそうだが、私のiPhone6は今回のアップデートから対応外になってしまった。
実はこのiPhoneで、私の最新長編小説、ライト・ノベルの大部分が書き上げられた。
全角スペースの入力ができないという致命的な欠陥を抱えたiOS上での執筆である。当然、面倒な小技を使って執筆することになるわけだが、一応、まあ書いて書けないことはない。しかし何かこう、本来の用途ではない機械を使って無理やり小説を書いているという感が拭えなかった。
しかし今、iOS/iPadOSで全角スペースが入力できる!
俄然、新しいiPhone、あるいはiPadを買いたいという思いが湧いてきた。
今のiPhone6は、正直、何をするにも重い。液晶の色も劣化してきた。使用限界に近づいているのをひしひしと感じる。
しかし本質的にiPhoneを新しくしたところで別に何か新しいことができるわけではない。細々としたところがちょっとスムーズになるだけである。それだったらiPadを買ったほうがいいかもしれない。
iPadを買うならProの一番でっかい奴を買いたい。
これにScrivenerを入れてスタバで小説を書くというスタイルである。
現在もいきつけのスタバでこの文章を書いているが、使っているマシンはMacBook early2008なる11年前のノートブックである。
OSはMountain Lionであり、何かと問題が発生している。DropBoxのアプリに対応していなかったり、iCloudの同期ができなかったりする。しかし肝心のScrivenerはインストールできてるし快適に動作する(前のバージョンであるが)。
HDDはSSDに換装し、メモリも限界まで増やしているので動作は超軽い。
しかし機材そのものは物理的に超重い。
この重さがとても大変です。肩に食い込むし、持ち歩きにトートバックを使っていますが、せっかく誕生日のプレゼントでもらったかっこいいトートバックの形が崩れてしまうのではないかと気が気でありません。
昔のミニ四駆みたいに、MacBookの本体にドリルで穴を開けて軽量化してみたらどうだろうか?
あるいはバッテリーを外し、完全に電源で運用することで数百グラム軽くしてみるか……。
などなど様々な延命のためのアイデアが思い浮かびますが、そんなことよりいっそiPadProを買ってしまうべきでは? という気もします。
iPadで、使い慣れたアプリであるScrivenerを使って、全角スペースもバリバリ入力しながら小説執筆! 快適そうです。
iPadがあればお絵かきもできる!
(ちなみに先日買ったお絵かき用のペンタブレットはBOOKOFFの闇の中へと消えていきました……)