Melodicsで音楽能力をトータル的に向上させる!

私の音楽道はものすごいスローペースではあるが着実に前進している。

もうオリジナル曲は30曲以上作った。(大半はここから聴けます。オリジナル・フルアルバムもBandCampで販売中です! ぜひご購入ください!)

バンド活動も軌道に乗り始めた。(ぜひyoutubeチャンネル登録Twitterフォローよろしくお願いします!)

それにしても、熱しやすく冷めやすい私が、こうも着実に音楽スキルを高め、新曲を日々プロデュースし、さらに友達とバンドを楽しめているのはなぜなのか?

その一つの要因として、Melodicsというアプリの存在が挙げられる。

Melodicsとは

Melodicsとは、ビートマニアのようなゲーム風の画面で、音楽スキルを高めることができるサブスクリプション型のアプリだ。OSX、Windows、双方に対応している。

まったく楽譜を使わず、DAWのピアノロールのような画面で、音楽演奏を学ぶことができる。練習画面はほぼゲームであり、曲が終わるとゲームと同様に採点される。

学ぶことができる楽器は、フィンガードラム、ドラム、キーボードの三種類である。

ちなみにBM98やビートマニアをどれだけうまくなっても楽器は別にうまくならないが、Melodicsがうまくなれば、ドラムは叩けるしキーボードも弾けるようになる。

必要な機器

ドラムを演奏するにはMIDI対応のドラムが必要である。(私は持ってないのでよくわからない)

フィンガードラムの演奏にはMIDIパッド、キーボード演奏にはMIDIキーボードが欲しいところであるが、無くてもパソコン用のキーボードで代用が可能だ。

ちなみに私はフィンガードラムのために、KorgのnanoPAD2を使っている。機能は十分であり、サイズが小さく机の上においても邪魔にならない。また多数の有用なおまけアプリが付いてくるので非常におすすめである。

MIDIキーボードは49鍵以上がおすすめ。microKeyとか省スペースかつ弾きやすくていいのでは?

Melodicsで学べること

ありとあらゆるジャンルのリズムとメロディを学べる。実際の音楽制作や、バンドでの演奏の中で役立ちそうな、リアル感のある音楽のパーツを大量に浴びて吸収することができる。

練習時間は一日五分だ。その時間をクリアすることでその日のノルマが達成されたマークがアプリに付く。五分の練習ができた日を伸ばしていくことで、いろんなバッジがもらえ、それによってモチベーションが上がるという、最近よくあるタイプの仕組みがアプリに装備されている。

たまに何時間も練習するより、このようにほんの少しの練習を何日も続けてやることの方が、着実な向上のために効果的だ。そういった心理学的な理論に基づいてMelodicsの練習システムが組み立てられている。で、実際にそれは大いに効果を発揮している。少なくとも私にとっては。

たった一日五分やればいいので、なんだか気が重い日でもキーボードの前に座って練習する気になるのだ。それでもサボってしまう日は多々あるが、五分だけやればいいわけだから、練習中断から再開するのも容易だ。

効果、効能

Melodicsをやることで、私的にはドラムやキーボードへの抵抗感がなくなった。またリズム感やメロディセンスが磨かれていることは間違いない。音楽に関するセンスが無意識レベルで少しずつ上昇しているのを感じる。

また、いろんなジャンルの曲を大量に練習するので、音楽に関する知識と意識が自然に広がっていくという効果もある。

あと、Melodicsで演奏の練習をしていると、不思議なことに作曲の方も、なぜか少しずつ進展していく感がある。なんでだろう。一日五分でも積極的に音楽に触れていることで、自分の作曲活動にエネルギーが少しずつチャージされていくからだろうか。

サブスクはちょっと高いが、それだけの価値あり

全曲を自由に弾くにはサブスクで課金する必要がある。月額29.99ドルからとちょっと高めの値段設定となっている。(現在セール中で月額20ドル。また年額一括払いだともっと安くなる)

それだけの価値は十分にあるサービスである。

毎週、新曲が追加されるし、どんどん速いスピードでアプリが進化していっている。

また、お金を払うことで、せっかくの課金を無駄にせず練習するぞ、とモチベーションアップに繋がるという側面もある。

そもそもフィンガードラムや現代のエレクトロニック・ミュージックにしっかりと対応しているオンライン音楽学習サービスは、Melodicsぐらいしか存在していないのではなかろうか。というわけで、その手の音楽をやりたくて、なおかつその手の音楽のノリやリズムやメロディを肉体に刻み込ませて学びたい方には、Melodicsは最大級におすすめのサービスである。

無料でもたくさんの曲を練習できるので、とりあえずインストールしてみてはどうでしょうか。

英語のみなのが問題と言えば問題ですが、まあやることはゲームみたいなものなので、英語が全く読めなくても大丈夫です。


関連アイテム

Melodicsに限らず、最近の自己啓発では、「短時間だけ何かをやってそれを習慣づける」という方法が流行りのようです。

DTMerこそバンド!

最近、私はバンド活動に熱を入れている。

私の所属するバンド、「エリーツ」の公式Youtubeチャンネルも開設された。

これからバンド活動のあれこれをどんどんアップロードしていきます。

ぜひチャンネル登録よろしくお願いします!

で、バンドでの私のパートは一応、キーボードということになっているが、これがまあ、はっきりいってたいして弾けない!

言い訳としては、あれです、弾きながら歌うのがすごく難しいということがあげられます。

歌には歌のリズムがあり、キーボードにはキーボードのリズムがあるわけで、それをバラバラにやるのが超大変なわけです。

まあ、ただ練習が足りないだけと言ってしまえばそのとおりですがね。

一方で、メンバーは皆、凄いうまい。

なのでちょっと引け目を感じてしまいます。

でも私も私なりに役立ててる部分があると思う。

私は演奏はあまりうまくないですが、DTMerなので、作曲やアレンジやミックス、といったことなら得意なんです。

そう、DTMerは楽器が弾けなくてもできるものであり、それがバンド活動においては弱みであるが、その一方で、DTMで作曲する際にはとりあえず全パートを自分で打ち込むわけです。なので、なんであれDTMerは、全パートに対する理解がそれなりにありがちである。

また、DTMで作曲する際には、音楽を作るための全スキルをとりあえず一通り学ぶことになりがち。

音楽理論やら、ミックスやらマスタリングやら。

そういった音楽制作全般に対する理解が、うっすらとかもしれないが全方位的にあるため、DTMerはバンドにおいては、赤魔道士のような立ち位置で貢献できるのではないかと思っている。

戦士や黒魔道士、白魔道士のように一芸に秀でているわけではないが、とりあえず白黒両方の魔法が使え、戦士用武器防具も装備できるという。

ちなみに私はFFオンラインでは赤魔道士だった。FF5でも主人公をずっと赤魔道士のままでプレイした記憶がある。なんでも一通りできるというキャラが好きらしい。

で、今もDTMで音楽を作りつつ、いろんな楽器を毎日うっすらと練習している。

ギター五分、ベース五分、フィンガードラム五分、キーボード五分。

また、音楽理論やミキシングについても少しずつ学び続けている。

私だけでなく、こんなふうに少しずつ全方位的に音楽にまつわるあれこれを学習しているDTMerの皆さんはすごい多いのではないかと思う。

で、そんな方はバンドもやってみると、学んだ知識が生かせていいと思う。

集団で演奏し、作っていく音楽の中に、自分があれこれ学んだことが少しでも生かされることには強い喜びが感じられる。

それによってまた自分の孤独なDTM道にもやる気が出てくる。

ひとりで黙々とやるプロジェクトと、みなでわいわいやるプロジェクト。その両方があるとバランスが取れて、相互にフィードバックが生まれ、音楽活動はより豊かになっていくはずだ。

というわけでDTMerの皆さんにおすすめです、バンド活動!

新曲完成!『Clear Vision』

9月頭に作り始めた曲。10月も半ばになりやっと完成した。

曲の雰囲気の紹介はTKMT-music.workに書くとして、本ブログでは製作にあたっての技術的なあれこれを書き残しておきたい。

主な使用プラグイン

  • Midnight Plugin Suite
    • これはFocusriteのISA110とISA130なる有名なEQとコンプをプラグイン化したものである。いくつかのトラックに挿して雰囲気を付加するのに使った。微細な艶感が出た。
  • Synth Master One
    • 安くて高機能シンセ。メインメロディとパッドに使った。
  • Captain Plugin
    • コード、ベース、メロディのAIによる打ち込み補助プラグイン。クリアで優しい音が出るマルチ音源でもあり、かなり気に入ってる。ピアノのバッキングとベースに使用した。
  • Punch Box
    • いい音が出るキック専用音源。Spliceの月500円のサブスクで使用。
  • iZotope Ozone & Neutron
    • いわずと知れた人工知能によるミキシング&マスタリングプラグイン。作曲の最終段階でこれをさっと通して完成。

今回試したアイデア

  • サビでメロディ1の一部を自動演奏に任せた。
    • ブレイク以降に登場するメロディを、Ableton Live標準のMIDIエフェクトであるRandomでランダム化し、さらにそれがメジャーペンタトニック・スケールで鳴るよう、MIDIエフェクトのScaleを通した。
    • これによりサビのメロディを、エモーショナルで聴きやすいものでありながらも俺の個人的な人情に流されないものにできた。
  • さらにサビでのメロディ2を、「クリップのランダム演奏の録音」という手法によってランダム化した。
    • これはMIDIエフェクトのRandomによるメロディのランダム化とはちょっと違うテクニックである。Ableton Liveの演奏の最小構成要素であるクリップが再生される順番を、Live特有の機能であるセッションビューのフォローアクションによってランダム化し、それを録音することによってサビのメロディ2をランダム化している。

どちらのアイデアも『Ableton Liveでエレクトロニック・ミュージックを作る プロのアイデアとテクニック』を参考にしたものです。とてもいい本なので、Liveユーザーはぜひご一読ください。

また本作は、いつもどおりAbleton liveというDAWの各種機能を駆使して作られています。世にいろんなDAWがありますが、私のおすすめはAbleton Live! 使えば使うほど手に馴染んできて愛着がどんどん湧いてきます。思いついたいろんなアイデアもサクサクと形にしていくことができます。

総評 Clear Vision

いつもどおり、完成した直後は「信じられない、オレはなんという天才か!」と、自分自身の創作物の素晴らしさに歓喜した。

非常にエモーショナルなメロディと気持ちいいビートを持ちつつも決して重くなく、心の穏やかさや意識のクリアさをサポートする曲になっている。

いいね!

だが、数日経つと、曲のいろいろな部分が気になり、あれこれ直したくなったり、かなり落ち込んだりもします。

このアップダウン自体がいつも通りなので、結果、いつも通りの作曲ができたかな。

なんにせよ曲を一曲、作るたびに自分自身がアップデートされていくのが感じられる。

願わくばリスナーの皆さんにも何かしらのいい体験がこの曲を通じて生じますように。

iOS/iPadOSで全角スペースの入力が可能に! 長年の悲願がついに!

iPadが憎い。

私は初代、iPadを発売日に買ったのだが、その機械には致命的な欠陥があった。

それは全角スペースがデフォルトで簡単に入力できないというものである。

この欠陥があるために、小説執筆のための機械としてはiPadは落第であった。

せっかく小説執筆に大活躍しそうなポテンシャルがあるのに全角スペースが入力できないがために、iPadはたいして役に立たない平べったい板と化していた。そいつは先日、BookOFFに100円で売ってやった!

だが先日、風のうわさで「最新のiPadOSでは全角スペースの入力がデフォルトで可能になった」と聞いた。これにより、小説執筆のための機械としてのiPadの可能性が大きく立ち上がってきた。

またiOS13でも同様に、全角スペースの入力がデフォルトで可能になっているそうだが、私のiPhone6は今回のアップデートから対応外になってしまった。

実はこのiPhoneで、私の最新長編小説、ライト・ノベルの大部分が書き上げられた。

全角スペースの入力ができないという致命的な欠陥を抱えたiOS上での執筆である。当然、面倒な小技を使って執筆することになるわけだが、一応、まあ書いて書けないことはない。しかし何かこう、本来の用途ではない機械を使って無理やり小説を書いているという感が拭えなかった。

しかし今、iOS/iPadOSで全角スペースが入力できる!

俄然、新しいiPhone、あるいはiPadを買いたいという思いが湧いてきた。

今のiPhone6は、正直、何をするにも重い。液晶の色も劣化してきた。使用限界に近づいているのをひしひしと感じる。

しかし本質的にiPhoneを新しくしたところで別に何か新しいことができるわけではない。細々としたところがちょっとスムーズになるだけである。それだったらiPadを買ったほうがいいかもしれない。

iPadを買うならProの一番でっかい奴を買いたい。

これにScrivenerを入れてスタバで小説を書くというスタイルである。

現在もいきつけのスタバでこの文章を書いているが、使っているマシンはMacBook early2008なる11年前のノートブックである。

OSはMountain Lionであり、何かと問題が発生している。DropBoxのアプリに対応していなかったり、iCloudの同期ができなかったりする。しかし肝心のScrivenerはインストールできてるし快適に動作する(前のバージョンであるが)。

HDDはSSDに換装し、メモリも限界まで増やしているので動作は超軽い。

しかし機材そのものは物理的に超重い。

この重さがとても大変です。肩に食い込むし、持ち歩きにトートバックを使っていますが、せっかく誕生日のプレゼントでもらったかっこいいトートバックの形が崩れてしまうのではないかと気が気でありません。

昔のミニ四駆みたいに、MacBookの本体にドリルで穴を開けて軽量化してみたらどうだろうか?

あるいはバッテリーを外し、完全に電源で運用することで数百グラム軽くしてみるか……。

などなど様々な延命のためのアイデアが思い浮かびますが、そんなことよりいっそiPadProを買ってしまうべきでは? という気もします。

iPadで、使い慣れたアプリであるScrivenerを使って、全角スペースもバリバリ入力しながら小説執筆! 快適そうです。

iPadがあればお絵かきもできる!

(ちなみに先日買ったお絵かき用のペンタブレットはBOOKOFFの闇の中へと消えていきました……)