異世界おじさん

Amazonにここ数ヶ月、執拗におすすめされて買った漫画、異世界おじさん。

Amazon様のおすすめに狂いはなかった! ものすごく最高に面白かったので紹介します。

今、最高に面白い異世界ファンタジー『異世界おじさん』

あらすじ等はAmazonの方を見ていただくとして、面白いポイントを以下に箇条書します。

  • 絵に魅力がある
  • ギャグセンスが冴えている
  • おじさんと甥の関係性が素敵
  • 異世界での冒険が心躍る
  • 異世界に登場するキャラがどれも魅力的
  • その魅力的なキャラとのフラグを折り続ける主人公の姿が面白い

フラグを折る面白さとは、何か凄い気持ちいい達成の予感を、薄紙一枚向こう、今ここにある世界とは隔てた場所に置いておいて、その薄紙を通じてこちらに漏れてくる快の気配を楽しむことである。

ものすごいいいことが起こりそうなフラグが存在しているのに、主人公のおじさんはそのフラグをギリギリで折ってしまう。この繰り返しに快が発生するシステムがある。

もしフラグを達成してしまえば話はそれで終わりで、そこで快のメーターは振り切れてしまう。フラグを達成した先、ハッピーエンドの先は、ただの真っ白な光のようなものとしか認識できない。

よってそのような真の快のある場所の何歩か手前にとどまり、おじさんはフラグが達成される直前の場所への接近を何度も繰り返すのである。で、さらに読者はそのおじさんの過去の活躍を甥を通じてさらに間接的に見つめる。そんな漫画。面白い。

施川ユウキ特集

銀河の死なない子供たちへ

Amazonが執拗に私におすすめしてくる漫画、「銀河の死なない子どもたち」を正月休みに実家で読了。

一種の難病ものの話であるが、その難病は人間が持っている「寿命」という性質そのもののことである。生きることや死ぬことについての物語が、哲学的なフィーリングが色濃く漂う表現によって語られる。強いSF感が感じられる。

時間、空間の広大さが絵からひしひしと伝わってくる。一巻の表紙にあるような、澄んだ水晶のようなSF感、深宇宙感のある漫画表現が魅力的である。

どのキャラもいきいきと物語の中で動いており、全員のことが好きになれる。素晴らしい漫画だった。

バーナード嬢曰く。

本好きの自意識が事細かにギャグとして描かれたギャグ漫画。「読書好き」なる人種のしょうもない自意識をかつてここまで鮮やかに描き出した作品はあっただろうか?

小説を読むのが好きな人は必読の漫画。

しょうもない自意識を暴く漫画ではあるが、全体的にハートフルでほっこりした雰囲気が流れており、嫌な感じはぜんぜんない。主人公の女と、グレッグ・イーガンが好きな女が、だんだん近づいていく過程にはドキドキさせられる。

またときどき「銀河の〜」にあるような透明な超時間的SF感そのものが作品内に溢れ出すときがあり、それは読書好きな人の飢えた心を湧き水のように満たす性質を持っている。