施川ユウキ特集

銀河の死なない子供たちへ

Amazonが執拗に私におすすめしてくる漫画、「銀河の死なない子どもたち」を正月休みに実家で読了。

一種の難病ものの話であるが、その難病は人間が持っている「寿命」という性質そのもののことである。生きることや死ぬことについての物語が、哲学的なフィーリングが色濃く漂う表現によって語られる。強いSF感が感じられる。

時間、空間の広大さが絵からひしひしと伝わってくる。一巻の表紙にあるような、澄んだ水晶のようなSF感、深宇宙感のある漫画表現が魅力的である。

どのキャラもいきいきと物語の中で動いており、全員のことが好きになれる。素晴らしい漫画だった。

バーナード嬢曰く。

本好きの自意識が事細かにギャグとして描かれたギャグ漫画。「読書好き」なる人種のしょうもない自意識をかつてここまで鮮やかに描き出した作品はあっただろうか?

小説を読むのが好きな人は必読の漫画。

しょうもない自意識を暴く漫画ではあるが、全体的にハートフルでほっこりした雰囲気が流れており、嫌な感じはぜんぜんない。主人公の女と、グレッグ・イーガンが好きな女が、だんだん近づいていく過程にはドキドキさせられる。

またときどき「銀河の〜」にあるような透明な超時間的SF感そのものが作品内に溢れ出すときがあり、それは読書好きな人の飢えた心を湧き水のように満たす性質を持っている。

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