タコパすなわちたこ焼きパーティは人類が生み出したアクティビティの中でも、相当に幸せ喚起度が高いものであることは研究者の間ではよく知られている。
同様の活動にバーベキューがあるが、どうしても屋内で行うのが難しいことや、セッティングが大掛かりになりがちといった難点がある。
その点、タコパであれば、もっと話は簡単だ。
バーベキューと同様の、『ものを焼いて食う』という、炎を扱う動物であるところの人類の本能的な快楽に訴える活動を、屋内でひっそりと行うことができる。
また竹串で丸いものを転がすという精密作業が、右脳と左脳の間にちょうどいい連結状態を作り、それが軽い変性意識状態をタコパ中の人間にもたらすということが、近年の私の独自研究で明らかになっている。
しかしこれまで、タコパの難点として、『一人でそれを行うことはできない』というものがあった。
これは大きな問題であり、なかなか遊びに来てくれる人のいない私の家でのタコパの開催が、その問題によって阻まれるということがこれまで何度も起こってきた。
この問題を解決するため、『一人でもパーティは可能だ』という新たな観念が私の脳に先程インストールされた。
そう、私は今まで、何を勘違いしていたのか、パーティは多人数で行うものだと思っていた。しかしそれはあまりに制限された視野の狭い昭和的考えに過ぎなかった。パーティは、当然のことながら、自分ひとりで開催する事が可能だ。だからタコパだって一人でできる。
ということでさっき私はセブンイレブン前にある電動シェアサイクルに乗って、まいばすけっとに向かい、各種の食材を調達してきた。
そしてこれからタコパをする。
人とするタコパも楽しいが、一人でするタコパも最高である。なぜなら好きな具を失敗を恐れぬ自由な発想でたこ焼きに入れることができるし、自分のペースで好きなだけたこ焼きを焼いて食べることができるからである。
たこ焼きを焼き、食べながら、Kindle Fire等でアニメなどを鑑賞するのもいいだろう。好きな音楽をレコードで聴くのもいい。そしてしみじみとタコとゆったりした贅沢な時間を噛みしめるのだ。
そんな一人タコパはとても楽しく最高な時間でした!
と、前もってここに感想を書いたところで、これからタコパを開催する。
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