先日、アウトプットに関するこの本を読んだ。多くのDTMerが参考にしているサイト、http://synthsonic.netで紹介されているのを見て興味を持ったからである。
表紙のポートレートが鋭い男の知性を感じさせる。
この本でもっとも役だった部分は、ブックレビューの書き方だ。書評を『100文字×8ブロックの文章』で書く方法が紹介されている。
第1ブロックではその本の紹介だ。第2ブロックではどんな人におすすめの本なのかを書く。第3ブロックではその本の中身紹介その1。第4ブロックでは中身紹介その2。第5ブロックでは本文引用その1。第6ブロックでは本文引用その2。第7ブロックでは具体的な著者紹介。第8ブロックではこの本を取り上げた理由のダメ押し。
ところで、私は自分の中にあるものを文章によって表現することに関しては上手だし、その作業は好きだ。だが外に客観的に存在しているものを客観的に文章で表すことについては、今まであまり興味を持てなかった。しかしここ最近、そういった文章を書くことに興味がでてきた。そのため、上で紹介したような本を読んだり、たまにブックレビューを書いたりして練習している。
だがこれがなかなかに面倒くさいのだ。いちいち引用文を調べたりしなければならない。著者についても調べなければならない。そういう地道な作業をせねばならないのかと思うと、ブックレビューする気がぐんぐん削がれていく。
そのやり方をしようとすると、やる気がでず、結局、それをやらないのであれば、それよりむしろ、自分なりのやる気がでるやり方を考えて、そのやり方に従ってそれをやった方がいいのではないか。
上の本で紹介されていたブックレビューの書き方は、あくまで書き方の一例であって、それを参考にしつつも私なりのスタイルを構築したらいいのではないだろうか。
守破離というものがある。
まずは先人のスタイルを守り、それをマスターした上で、少しずつそのスタイルに改造を加えていき、最終的に先人のスタイルから離れて自分のスタイルを見い出すべしという教えだ。
だがこのたびの私としては、もういきなり自分のスタイルを見つけてゆきたい。
ということでブックレビューについての「私なりのスタイル」を考えてみよう。
ブックレビュー、私なりのスタイル
冒頭でその本の良さを簡潔な文章で表現する。
例:めっちゃ面白い!!!
文章だけで面白さが伝わらないと思われる場合は、HTML表現で伝える。
例:めっちゃ面白い!!!
内容を具体的、客観的に伝えることについては潔くあきらめ、なんとなくそのとき思ったことをフリースタイルで書く。
例:いやーほんとに面白いんですよ。最高です。こんな面白い本ってなかなかないですよ。みなさんもぜひ読んでください。
いいね! これなら楽に書けそう。このスタイルで昨日読んだマンガについてレビューしてみます。
『それでも町は廻っている』ブックレビュー
めっちゃ面白い!!! エクストリーム最高面白い!!!!
この漫画を好きな友達に熱烈に勧められ、断りきれずついKindleで買ってしまったのですが、買ってよかったです!
今まで読んだことのない日常系ギャグ漫画で、脳の今まで使われていない部分が刺激される感じの面白さを味わいました!
いや、この感じはあれば、私のオールタイム最高漫画に常に君臨し続ける『菫画報』の味わいに似ているな。なんていうのかな、この少し不思議な日常SF感覚、大好きです。
(菫画報は最高の漫画です)
『それ町』はまだ二巻までしか読んでませんが、これから少しずつ読んでいきたいと思います。このあとまだ十巻以上も読めるかと思うと楽しみでなりません。
やっぱり漫画は一日一冊は読みたいし、一日一回はスタバに行きたいのです。
なぜならスタバで漫画を読むことが私のしあわせ時間だからです。そのためにこの地球に生まれてきたといっても過言ではありません。漫画とスタバは人類の生み出した凄いいいものです。
さて、『それ町』一巻のみどころは、なんといっても可愛い木星人の造形ですね。本当に可愛いので必見です!
二巻の見どころは、主人公が死んで行った天国の情景とか、主人公が巻き込まれたSFバトルとかですね。キャラも可愛くてときめきます。
『それ町』の名前は前々から知っていて表紙の絵もちょくちょく目にしていたのですが、ずっと長年スルーしてきていました。ここ十年ぐらい、私はあまり漫画や小説を読まない、アニメも観ないゲームもしない時間を過ごしていました。
その間に発表された、私の知らない面白いコンテンツが世の中には大量に眠っているんだろうなと思います。そういったものを、これからいろいろ読んだり楽しんだりして、こんな感じで紹介していきたいです。