先日はExploreという曲を完成させた。しっとりとしたボーカル、アダルトかつ深遠な宇宙的雰囲気、ドロップの弾けるような盛り上がり、飽きるところのない展開、何度聴いてもうっとりする。
とてもいい曲だ。かっこいいし雰囲気がある。ボーカルパートの背景には先日購入したハンディ・レコーダーの名機、Zoom H2nを使って自宅前で録った雨音を入れた。それによってしっとりとしたアダルトな雰囲気が出せたと思う。
H2nを買うか、よりコンパクトなH1nを買うかでは相当迷った。結局、声を録るという目的のために、H2nに搭載されているmsマイクが有用ではないかと思い、H2nにした。そもそもこのハンディレコーダーの購入目的は、Portal of Lightで公開、そしていずれ販売する予定の誘導瞑想音声ファイルを作るためである。H1nのxyマイクでも十分、綺麗な音が取れそうだが、念の為、こっちの方を買ってみた。将来的に瞑想会など広い場で自分の声を録ることになるかもしれない。その際にも、会場の声を拾わず、自分の声のみ拾うようセッティングできるh2nのmsマイクが役立つはずだ。
ただ、音楽用のフィールド・レコーディングのためには手軽さにおいて、H1nの方が有用であることは間違いない。あれだったら、カバンにいつでも入れておける。形もかっこいい。先日のAbleton Live Meetupでも講師の方がH1nを使っておられた。もしかしたらいつかこっち↓も買っちゃうかもしれない。で、日曜から今日にかけてCosmic Autumn Festivalという過去作のリミックスをしていた。前々から、この曲には神楽鈴の音を取り入れたいなと思っていたのだ。この曲はドリアンモードの曲なのだが、どうやら調べてみたところによると、ドリアンモードは日本の伝統的なスケールである律旋法というものに近いらしい(定かではありません)そのためか、この曲のメロディはどことなく懐かしい日本的な雰囲気のものになった。だからそこに神楽鈴の音を入れたらすごく良く似合うのではないかとずっと思っていたのである。
曲の個人的イメージとしては、山奥の村に宇宙船が降りてきて未来的なシンセサイザーを響かせ、そこに村の若い巫女が神楽鈴を持って参加し、レイヴパーティが始まるというものである。シャン、シャンと透明感ある神楽鈴の音が響くたびに、脳裏に巫女さんの姿が浮かぶような、聴いていてとても高まる日本的トランスの傑作に仕上がった。
仕上がったと言っても、あとでもうちょっと調整するかもしれない。先日、soundcloudのpro版にアップグレードしたので、いくらでもあとからファイルを置き換えられるのだ。これで心置きなく修正作業ができる。
あ、そうそう、この曲に神楽鈴の音(Pixtaから購入しました)を入れることができたのは、ついにAbleton Liveを、お試し用のLite版から、Standerd版にアップグレードし、8トラック制限を解除できたためである。ついに本格的なDAWを得ることができて本当にワクワクしている。