重版!『超人計画』

2019年6月10日、滝本竜彦のハイブリッド私小説『超人計画』が増刷されました。 ひとえに読者の皆様と、脳内彼女レイちゃんのおかげです!

レイちゃんとは

作家、滝本竜彦が考えだした数多の魅力的ヒロインの中でも一二を争う人気キャラ。 性格は献身的。押入れに住んでいる。 そのキュートな見た目は表紙を参照してください。 実務的、実際的なアドバイスをすることが得意。 ぜひ皆さんも超人計画をお読みになって、レイちゃんの可愛い魅力を感じてみてください。 令和も超人計画とレイちゃんを、なにとぞよろしくお願いいたします。

超人計画執筆こぼれ話

本小説の最初のアイデアは滝本が人生最大の鬱のとき、実家で療養中に思いつきました。 いやー、あのころはメンタルが大変でした! 『NHKにようこそ!』執筆後で、燃えカスみたいになっていた時期ですね。 (現在、滝本は安定的に元気です。なかなかたくましく育ちました) 当時、完全に頭のおかしい人が住む部屋のようになったアパートの自室で、『NHKにようこそ!』の自作を書こうと頑張っていたのですが、まったく書けない日々が続いていました。 今の『ライト・ノベル』の原型となる話を書こうとしていたのですが、さっぱり筆が進まず、一日ごとにストレスだけが増大していく一方で、日に日に生命力が減っていくという時期でした。 こ、これはあかん、ということになり、北海道の実家に帰って半年ほど療養生活を送りました。 これは本当に助かりました。こんなとき安定している実家があると、パラシュートのように落ちていく鬱スパイラルのストッパーとなっていいですね。 まあ実家でも通販で不健全な本を大量に買い込み、ひたすらたばこを吸いまくり、昼夜逆転し、という生活を送り、私の部屋だけが、やはり頭のおかしい人の部屋の雰囲気を発するようになりました。 それにしても、定期的にご飯が出る、明るく安定した雰囲気の中で半年ほど生活することにより、かなりのエネルギーがチャージされ、また少しずつ前に進めそうな雰囲気に気持ちが整ってきました。 ですが、まだちょっと新作小説を書ける感じではない。また、書きたいものを書くにはちょっと私自身、このグラグラに乱れてしまった自分自身を整える必要がある。 ていうか整えるだけでなく、もう積極的に自分自身を変え、何かこう画期的に新しい自分になりたい! このままじゃダメだ! 俺は超人になるぞ! そのような熱い欲求の発露として生まれたのが、この『超人計画』です。 大好きな本です。 面白い本を頑張って書いてくれた当時の自分に感謝!
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KADOKAWAの文芸情報サイト『カドブン』にて、アクセスランキング1位達成!

昨年、滝本竜彦の最新長編小説『ライト・ノベル』を出版キャンペーンの一巻として、女優の森川葵さんと対談させていただきました。 対談記事はKADOKAWAの文芸情報サイト『カドブン』にて公開されています。 【『ライト・ノベル』刊行記念対談 滝本竜彦×森川 葵(女優)】自分を変えるのは自分次第~作家と女優のメタモルフォーゼ

この記事がなんと昨日、2019年6月14日、カドブンアクセスランキング1位を獲得しました!!

やったー! 1位! 日本の誇る出版社、KADOKAWAのサイトで1位、これは凄いことです。 記事を見てくれた皆さんに大感謝です。また、森川葵さん、ライターさん、編集者さん、カメラマンさん、関わってくれた皆さん、また本記事についてツイート、リツイートしてくれた皆さん、どうもありがとうございました。 記事の内容に関しては、森川葵さんの「新聞配達員になるか、芸能人になるか」という選択が強いインパクトに残っています。凄い!!

関連アイテム

森川葵さんが中原岬を演じてくれている「このマンガがすごい」Blu-rayです。特別付録として私、滝本竜彦のビジュアルコメンタリー付き! ちなみにビジュアルコメンタリーは、森川さんとの対談のあとで角川に移動して撮影しました。 内容はというと、「このマンガがすごい!」の「NHKにようこそ!」の回を、エンディングテーマを担当している前野健太さんと一緒に観ながら対談する、というものです。 最後のあたりでは前野さんのギターをお借りしてエンディングテーマを歌わせていただきました。果たしてどうなっていることか。。。(カットされている可能性もあります笑)