海猫沢めろんさん、佐藤友哉さんから『ライト・ノベル』への推薦コメントをいただきました!

11月29日に発売の滝本竜彦最新長編『ライト・ノベル』ですが、着々と本のデザインができてきています。とても格好いいデザインになっています。(『ライト・ノベル』のご予約はこちら↓) 本の帯には、なんと作家の海猫沢めろんさんと佐藤友哉さんの推薦コメントをいただけました! この場で紹介させていただきます。(実際の帯に載るコメントはあとで変わる可能性もあります)

佐藤友哉

『人生はつらい。純文学やライトノベルを読んでも救われない。だからこそ、あなたの前に、今、『ライト・ノベル』が現れたのだ。』

海猫沢めろん

『ここには、かつてのネガティヴで後ろ向きな少年と、それを救ってくれる聖母のような少女は存在しない。青春の蹉跌も存在しない。だが、これは確かに滝本竜彦の作品なのだ。(「本の旅人」2018年12月号より)』
最高のコメントです。ありがとうございます!!!

ちなみに海猫沢めろんさんと言えば、、、

ゼロ年代の闇のすべてがここにある奇書と評される伝説の処女作『左巻キ式ラストリゾート』から、最新長編であり第59回熊日文学賞受賞作である『キッズファイヤー・ドットコム』まで、娯楽性と文学性と前衛性とパンク性を高度に両立させた作風で、現代日本文学シーンの先端を走り続ける作家さんです。 近年では作家活動以外にもラジオのパーソナリティ活動を始めたり、アナログゲーム創作集団としてRAMCLEARを立ち上げ、傑作アナログゲーム『ヘルトウクン』『ダイスニコフ』を開発するという、恐るべきマルチクリエイターです。

佐藤友哉さんと言えば、、、

処女作『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』というゼロ年代のシンボル的作品によって闇の青春ミステリー小説の旗手としてデビューしたあと精力的に多数の作品を出版し、『1000の小説とバックベアード』ではなんと三島由紀夫賞を最年少で受賞し、日本文学を背負って立つ作家として活躍されています。 つい先日出版された『転生! 太宰治 転生してすいません』では、一ページに一度笑ってしまう娯楽性と、日本文学と太宰治についてかつて考えたこともなかった新たな視点を得られる文学性が高度に融合した驚くべき傑作です。北海道出身作家の希望の星です! そんなお二方に素晴らしい帯コメントをいただけて、大感謝&嬉しい限りです! 佐藤さん、めろんさん、ありがとうございました!!

以下、まったくの余談ですが、、、

高尾山登山

何年か前、アニメ『NHKにようこそ!』の山本裕介監督が手がける友情と成長の傑作登山アニメ、ヤマノススメに感化された私は、作品の聖地である高尾山に登ることを決意しました。 そのとき一緒に高尾山に登ってくれたメンバーが、佐藤さんとめろんさんと、角川の担当編集者さんです。そのメンバーが図らずも『ライト・ノベル』という本でまた集合してくれました!

チーム阿佐ヶ谷

さらに遡ると、海猫沢めろんさんはゼロ年代に中央線の阿佐ヶ谷に住んでおり、佐藤友哉さんは中央線の阿佐ヶ谷に住んでおり、私も中央線の阿佐ヶ谷に住んでいました。 近くに住んでいたので、よく一緒にめろんさんの家で遊びました。一緒にエリーツ(エリート達の意。メンバー全員高卒という名のバンドをしていたこともあります。 青春!!!