ゴールデンウィークだ! わーい、楽しい、楽しい、超楽しいー!

というわけで、現在、The Portal of Lightはゴールデンウィーク中です。

つきましては、今日は通常の更新をおやすみし、本ホームページのメインコンテンツのひとつ、短編小説に関して、コンテンツ紹介を書いてみたいと思います。

 

old paper and fountain pen

短編小説集 〜セイクリッド・アミュレット〜 作品コンセプトに関して

セイクリッド・アミュレット(短編小説)

まずはこの作品か、下の方に紹介されている、脱獄の寓話を読むことで、本作品集の全体的なイメージやコンセプトを掴むことができると思います。ちなみにこの作品は、光の小説にも出てくる猫人間ミーニャが主人公の短編小説です。

ミッション・ステートメント(エッセイ)

エッセイという形で、短編小説集のコンセプトについて書かれています。上のセイクリッド・アミュレットと一緒に読むことで、より深く、本作品集や、このホームページ全体が表現し、提供しようとしているものが理解でき、そこから多くのものを得ることができるようになります。

おすすめ作品

以下に数点、個人的に好きな作品を紹介します。

脱獄の寓話(短編小説)

記念すべき最初の短編小説です。本ホームページのコンセプトや世界観がぎゅっと凝縮されています。シャワーを浴びていたらアイデアが閃いたので、あとでそのあらすじをメモっているうちに、気がついたら完成していたという作品。

螺旋のディセンディング(短編小説)

これは私的に、かなりの傑作のように感じられます。本ホームページではよく、意識レベルを上昇させようとする方向性を持った文章や小説が書かれますが、本作は、下降がテーマです。物質性の中に下降して意識レベルが低下していく気持ちよさが書かれています。上の『脱獄の寓話』では、主人公が牢獄に囚われ、そこから脱出しようとする様が描かれていますが、その牢獄の中へと意識が囚われ、落ちてていく様子を描いた作品なのかもしれません。そのようなディセンション、降下、虜囚、束縛という下向きの運動があり、それが最下点に達して上昇に転じたとき、牢獄からの脱獄のための活動が始まるのです。そういった意味で、脱獄の寓話と対となる作品なのかもしれません。

俺への鎮魂歌(短編小説)

これも私的にかなりの傑作と感じる作品。最後の一段落は涙なしに読めません。自分の中の、変化を恐れる、ひきこもり性質に捧げる小説です。

カシオペア商店街をザ・スラッシャーがゆく(短編小説)

この作品は、実験的な作風が多い本ホームページの小説群の中でも読みやすい方ではないかと思います。書きながら、物凄く感情を揺さぶられ、涙ぐんでしまった一文があります。鮮やかな舞台設定と、比較的読みやすい文章などなど、さまざまな良いところがある作品。そうそう、私の作品にたまにでてくる可愛い『吸血鬼の少女』が登場します。本作では『山田アリス』という名前になっていますが、そのキャラの初出は『月の芸術・血の美術』という、ちょっと中二っぽいタイトルの、2000年ごろに書いた猟奇的な小説に出てくる、『ツキ』という名前の吸血鬼ではないかなと思います。懐かしい!

他にも沢山紹介したいのですが、きりがないのでこのあたりで。

どの作品も特殊な輝きを発していて、それぞれ違った魅力が感じられます。

本作品集の、おすすめの楽しみ方

普通に読むだけで楽しめますが、何度か繰り返して読むと、本作品群の文章の奥、言外に描かれている高度に抽象的な概念が、より明確に認識できるようになります。それによって様々な知的な理解とそれによる喜び、そして様々な新たなアイデアを得ることができるようになります。

また、それぞれの作品の中にあるキーワードや舞台などで、各作品が微妙にリンクしています。それに気づくごとに、作品世界が心の中でリンクを形成し始め、その中で遊ぶことのできる世界が、想像の世界に立体的に立ち現れてきます。Vector snow queen's castle inside crystal ball例えば、『みちのく商店街』という地名が、ホワット・ア・スウィート・ワールドという作品に出てきますが、その商店街は神と生け贄のゲームにも出てきます。その作品に出てくる黄色いマフラーは、もしかしたら俺への鎮魂歌で、主人公が、夢見崎フラッタから、夢の中でもらったマフラーなのかもしれません。またその黄色いマフラーは、元はといえば愛・ロボットという作品で、主人公のロボットが、博士にもらった手編みのマフラーなのかもしれません。

ということはもしかしたら各キャラクターにも繋がりがあるのかもしれません。俺への鎮魂歌に出てくる『俺』と、神と生け贄のゲームに出てくる『俺』は、いわば前世と来世というような関係性を持っているのかもしれないのです。

とすると、俺への鎮魂歌で、ある種のバッドエンド的な終わりを迎えた主人公が、その後、神と生け贄のゲームで精神的ブレイクスルーを迎え、猫人間を奴隷化するような、はじけた生活を送ることができるようになったのかと思うと、感慨深いものがあります。

おすすめ活用法

ここにある、おそらく全作品のベースとなっている世界観は、とあるひとつの世界観というエッセイに書かれているような、それを持つことによって、実人生に利益が得られるような世界観です。

物語とは、それを読んだ人の人生に、本当に大きな影響を与えます。

人生には苦難と喪失がつきものだという物語を受け入れたとき、人はそのような人生を体験します。

人生は奇跡と魔法に満ちていて、何もかもが良い方向へと自然に進化していくという物語を、心の深いレベルに受け入れたとき、人はやはりそのような人生を体験します。

私が提供したいのは、それを読んだ人が、その人の人生の主役として最高のポテンシャルを発揮して生きていくことができるようになる、そういった生き方が当然であると感じられる世界観を持った物語です。

そのような世界観は小説世界のベースとして存在していて、ほとんど直接的に言葉では書かれてはいませんが、目に見えない土台として言外に描かれたそれは、通常の思考よりも遥かに強力に、それを取り入れた人の意識に定着し、それをポジティブな方向に変える力を持っています。

ですので、そういった何かしらの良い効果、すなわち、セイクリッド・アミュレット、聖なる護符の良い効果を、自分の心に取り入れるという意図を持って本作品群を読むことで、たくさんのポジティブな影響を自分の中に得ることが出来ます。

総括

短編小説集 〜セイクリッド・アミュレット〜 そんな感じで、でも皆さんの好きなように、ゆっくり楽しんでってくださいね!

あ、それとひきつづき、素敵なゴールデンウィークを過ごしてね!